若ハゲの対策と原因。薄毛の前兆と予防法

植毛


20代~30代の若い世代の薄毛を『若ハゲ』といいます。若ハゲというと男性のイメージがありますが、近年では若ハゲに悩まされている女性も増えているのです。

若ハゲの原因を知ることで対策もわかります。

若ハゲの原因、対策、豆知識などを確認していきましょう!

目次

若ハゲの原因となるのは『男性ホルモン』や『ストレス』
若ハゲはどうして起こる!?
AGAは遺伝する。親族の男性をチェック
生活習慣
日々のストレス
若ハゲの中でも円形脱毛症は女性に多い
薄毛の予防法
生活習慣の見直し
若ハゲ対策におすすめの食べ物は?
ストレスを溜めない
育毛剤を使用する
心当たりがあるなら前兆を感じる前に対策するほうが良い
シャンプーの仕方にも注意
10代の大学生や高校生も若ハゲ対策をしたほうがいい?
何歳からが若ハゲ?
若ハゲの治療方法
おでこがどこまで後退していると若ハゲ?
ハゲはカッコいいという意見もある
若ハゲQ&A知恵袋

若ハゲの原因となるのは『男性ホルモン』や『ストレス』

若ハゲは『AGA』(男性型脱毛症)によるものが多いです。ちなみに女性でもAGAを発症するケースはあるので、『男性型』だからといって男性しかならないわけではありません!

AGAは男性ホルモンが頭皮内に存在する5αリダクターゼという酵素と出会うと悪性に変化して発生します。
人間には毛周期という髪が生えて抜け落ちてまた生えるまでのサイクルがあるのですが、AGAになるとサイクルのうちの成長期の部分が極端に短くなります。

そのため上手く成長しきることができずに毛が細くなってしまったり、まだ生え切っていない段階で抜けてしまったりするのです。

男性ホルモンが濃いと太くて濃い体毛が生えるイメージですが、場合によっては薄毛の原因になるのですね……。不思議ですよね。

■AGAの原因になる要素■

  • 遺伝
  • ストレス
  • 男性ホルモン

若ハゲ=若いのにハゲということなので必ずしもAGAだけが若ハゲを指すわけではありませんが、まずはAGAだった場合に視点を当てましょう。

AGAのハゲ方はM字型、O字型、U字型にわけられます。まず、このうちのいずれかに該当したらAGAの可能性が高いです。

それぞれの特徴を確認していきましょう。

■M字型■
文字通り生え際がMのようになります。ドラゴンボールのベ〇ータみたいなイメージです。もちろんベ〇ータは違う惑星の方ですし、元々ああいう髪形なだけで決してM字ハゲではないはずです。

しかし地球人の場合、元々は違うのにだんだん生え際がM字になったらAGAの可能性があります。

■O字型■
つむじあたりから円形に薄毛が進行するタイプです。後頭部や側頭部は髪の毛があるのにてっぺんだけ薄いということです。
欧州のサッカー選手でもたまにO字型の方はいますよね。

■U字型■
M字とは違い生え際全体が並んで後退していくタイプです。生え際とつむじ辺りに来ます。最初のうちは前髪の後退くらいなのであんまり気になりませんが、進行すると某国民的アニメの磯〇波平さんみたいになります。

◆◆◆

この3つのうちのいずれかに該当する場合はAGAの可能性が高いので、もしも気になるようなら治療ができるクリニックで相談するか、育毛剤や発毛剤でケアをしてあげたほうがいいでしょう。

若ハゲはどうして起こる!?

■若ハゲの種類■

  • AGA
  • 円形脱毛症など病気によるもの
  • 外的要因(シャンプー、ブラシのやり方など)

最初にAGAについて触れましたが、若ハゲになる原因はAGAだけではありません。

近年女性の間で増えているのが円形脱毛症です。
また、抜毛症(自分で髪の毛を抜いてしまう精神的な症状)で若ハゲができている方もいます。

シャンプーが雑で皮脂が落ち切っていないために抜けやすくなっていたり、反対にゴシゴシ洗うせいで髪が抜けやすくなっていたり、ブラシで引っ張って摩擦が起きるせいで抜けてしまったり。外的要因のせいで若ハゲになっている方もいます。

治療や対策がわかりやすいのはAGAです。日本国内にはAGA治療ができるクリニックがたくさんありますし、育毛剤や発毛剤の種類の多さも恵まれています。

円形脱毛症の場合は放置して自然治癒を待つという選択と、クリニックで治療を受けるという選択があります。

抜毛症についてはまだ原因は解明されていないものの精神的な不調によるものと考えられているので、まずはメンタルクリニックに相談に行くようにしましょう。抜毛症の場合は毛を抜くクセさえ辞めれば毛が生えてきます。

AGAは遺伝する。親族の男性をチェック

AGAは遺伝します。

よく父親の髪が薄いと息子も薄くなるといいますが、実際AGAは遺伝することがわかっています。

AGAなのかそれ以外の原因があるのかわからないという方は、まず以下のAGA簡易チェック項目をご確認ください。
当てはまるものが多ければ多いほどAGAの可能性が高いといえます。

■AGA簡易チェック項目■

  • 父親や祖父が薄毛
  • ストレス発散はできていないと感じる
  • 日々の食事の栄養バランスは偏っている
  • 最近になって薄毛になったと感じる
  • 現在20歳以上

もしも髪の薄さで悩まされている+1つ以上当てはまるならAGA対策を検討しましょう。
(※正式な診断が欲しいときにはクリニックの診察を受けてくださいね!)

生活習慣

遺伝も大きな原因ですが、遺伝要因があるから全員が全員AGAになるというわけではありません。

遺伝的要因があってもAGAにならないで済むケースもありますし、AGAの症状が軽い範囲で抑えられる方もいます。

AGAが進行しやすくなる理由の1つには、生活習慣が考えられます。

  • 不規則な生活
  • 睡眠不足
  • 栄養のバランスが悪い

などなど。
生活習慣が悪いと髪にも頭皮にもよくありません。

日々のストレス

AGAの遺伝要因がある方はストレスの蓄積には気を付けないといけません。

しかもAGAの遺伝要因が無かったとしてもストレスは髪によくありません。
円形脱毛症の発生原因の全てはまだわかっていませんが、ストレスが起因するともいわれているからです。

■ストレスが髪に悪い理由■

  • 血行不良になりやすくなる
  • 円形脱毛症など自身の免疫が頭皮を攻撃する病気になる可能性がある

AGAの遺伝要因がある方の場合は、ストレスが溜まって血行不良になると薄毛が進行しやすくなる可能性があります。

若ハゲの中でも円形脱毛症は女性に多い

AGAの遺伝要因が無かったり、そもそもAGAになるリスクが低い女性だったりしても若ハゲになる可能性はあります。

代表的なものは円形脱毛症です。
これ、実は近年発症する女性が多いのです。

強いストレスがかかったと自覚することから1~2ヵ月後に突然10円~500円サイズのハゲができたという方もいれば、ストレスが長期間かかった結果できたという方もいます。

■ストレスチェック!当てはまる個数が多いならストレス発散を目指しましょう!■

  • 毎日気分が憂鬱
  • 職場や学校で常に緊張状態でいる
  • 寝不足(不眠気味)
  • 情緒不安定な期間が続いている

円形脱毛症についてはAGAとはまた違うので、ストレスのかかる問題の解消が一番の予防になります。

職場の環境的にどうしてもストレスと付き合わなければいけないケースもありますし、家族のトラブルなど突然ストレスが発生することもあります。

心当たりがある方は、適度な運動、しっかり睡眠、栄養のある食事、人と喋ってスッキリなど心の安定を目指すようにしましょう。

発症してしまった後については6ヵ月~1年ほどで自然治癒します。ただ、人によっては再発を繰り返すケースもあります。
早めに何とかしたい方は円形脱毛症の治療を行っているクリニックに相談しましょう。

薄毛の予防法

薄毛(AGA)の予防法を確認していきましょう!

■AGAはこう予防する■

  • 生活習慣を整える
  • 食生活はバランス重視
  • ストレスは適度に発散する
  • 育毛剤・発毛剤を使う
  • シャンプーのやり方を見直してみる

生活習慣の見直し

具体的にどうしていけばいいのか見ていきましょう。

■生活習慣ってどうすればいいの?■

  • できるだけ早寝早起きする
  • 睡眠時間はできれば6~7時間は確保する
  • 22時~2時(美容のゴールデンタイムは髪の成長にも良い)はできるだけ眠る
  • 栄養のバランスを考えた食事
  • 適度な運動

運動は血行が改善されますしストレス発散にもなりますし、健康のためにも良いので、AGA対策を飛び越えてメリットが多いです。できれば日常に取り入れてみてくださいね。

食事についてはコンビニ弁当、ファーストフード、脂っこい食事ばかりの方は要注意。出来合いのものを食べるにしても野菜やお惣菜など健康に良さそうなものも取り入れましょう!

若ハゲ対策におすすめの食べ物は?

若ハゲ対策で食生活を見直すなら!以下の栄養素を積極的に摂取しましょう。

  • たんぱく質
  • 亜鉛
  • ビタミン

それらの栄養素が多く含まれる食品はというと……

おすすめ栄養素 含む食べ物
たんぱく質 お肉、卵、納豆、豆乳など
亜鉛 わかめ、うなぎ、赤身肉、牡蠣、のりなど
ビタミン 野菜、ナッツ、レバー

特定のどれかだけを食べ続けても偏ってしまうので、バランス良く食べたいところ。

今は栄養バランスの取れた食事を配達してくれるサービスもあるので、毎日上手く食べるのが難しそうという方はそういうサービスの利用を検討するのも良いでしょう。

ストレスを溜めない

ストレスが溜まると血行不良になる可能性があります。現代人はストレスを完全に切り離すのは難しいので、発散していくようにしましょう。

■ストレス発散方法■

  • 散歩
  • お喋りして発散
  • 趣味の時間を作る
  • お家でのんびりリラックスする時間を作る
  • カラオケなどで大きな声を出す
  • 適度な運動

日常でかかる一般的なストレス以外に激しいストレスを受ける環境的要因があるなら……可能であれば環境を変えることも視野に入れましょう。

育毛剤を使用する

AGA予防&対策では医学や美容の力を頼るのも良しです。

■AGA予防&対策で使えるケアグッズ■

  • 育毛剤⇒髪を育てる栄養を与える&抜毛予防
  • 発毛剤⇒発毛を促進する

人気の育毛剤はだいたい5,000円くらいのものが多く、発毛剤だと6~8,000円くらいと少しお高めになります。

育毛剤はまだAGAがほとんど進行していない段階の方や、予防したいという方におすすめ。
発毛剤は既に進行していたり抜け毛が気になっていたりする方向きです。

選択に迷うときはAGAクリニックで相談しましょう。

心当たりがあるなら前兆を感じる前に対策するほうが良い

AGAが進行する生活習慣や状況に心当たりがあるなら、前兆を感じる前に対策したほうが良いです。

実際、父親や祖父が薄毛だからと、20代のうちから育毛剤や育毛シャンプーを取り入れる男性もいます。

シャンプーの仕方にも注意

AGAや外的要因による薄毛を予防するにはシャンプーの仕方も意識することがおすすめです。

  • シャンプー前の乾いた髪をブラシでとかしてほこりを落とす
  • 指の腹でマッサージするように優しく洗う
  • ゴシゴシこするのはNG
  • シャワーの温度はぬるめにする

気持ちいいからとゴシゴシ雑に洗ってしまうと抜毛や頭皮のダメージの原因になります。シャンプーも意識して気を付けることで、長い目で見て頭皮を守れるのです!

10代の大学生や高校生も若ハゲ対策をしたほうがいい?

基本的にAGAは早くて20代~30代からといわれています。
10代だとまだAGAの心配はしなくていいですし、あとは発毛剤は未成年使用禁止の商品が多いので、10代は通常まだ使い始めないほうが良い年齢です。

ただ、10代でも円形脱毛症や抜毛症になるリスクはあります。これはAGAとは違う若ハゲなので、なってしまったら保護者に相談してクリニックに行きましょう。

何歳からが若ハゲ?

30代後半までにハゲると若ハゲといわれることが多いです。

若ハゲの治療方法

AGAの治療方法はこちらです。

■若ハゲの治療方法■

  • 薬剤治療(内服薬/外用薬)
  • 植毛増毛
  • LED治療
  • 発毛成長因子を注射器で直接頭皮に注入

この中でもスタンダードなのが薬剤治療です。

基本的に治療を行えば効果に期待できますが、AGAが進行しすぎていると効果が薄かったり長い時間がかかったりします。
AGA治療は早くから始めることが大切です。

おでこがどこまで後退していると若ハゲ?

20歳を超えていて元々の生え際より後退したらAGA予備軍の可能性がありますが、前髪が後退したことに気付いて、それが気になった時点で若ハゲといえるでしょう。

ハゲはカッコいいという意見もある

欧米ではハゲがセクシーという意見もあるのです。

日本ではハゲ=エロくて脂っぽいイメージが根付いてしまっているからか、良くない扱いされていますが、清潔感が漂っていておしゃれな男性がハゲていても正直カッコよく見えます。

AGAについては、治す必要はないと感じる方は治療を選択しなくてもいいのです。

若ハゲQ&A知恵袋

Q:AGA治療を受けたらどれくらいで髪が生えるの?
A:3~6ヵ月くらいで『生えた』というケースが多いです。ただし個人差はあります。1年半くらいは継続することがおすすめです。
Q:髪が生えたらAGA治療は辞めていいの?
A:AGAは進行します。そのため少し髪が生えた段階で辞めてしまうとまた再発する可能性があります。できれば1年~1年半は継続しましょう。