今回は仮想通貨における時価総額では20位以内には入り、匿名通貨の中でも上位に位置するゼットキャッシュ(zcash)の購入方法や手数料について解説していきたいと思います。
zcachが買える取引所は何処がある?日本でzcash が購入出来るのはコインチェックだけ?
zcashが購入できる仮想通貨取引所は、国内だと現時点ではCoincheck(コインチェック)のみとなります。
コインチェックは国内の仮想通貨取引所を代表するような取引所で、ビットコインの他にもzcashを始めとしたアルトコインの種類が豊富であり、その取り扱い銘柄のどれもが去年2017年に価格が高騰しているものばかりです。
現在仮想通貨の時価総額ランキングでは第一位で、日々の価格変動が激しいビットコインも魅力的ですが、zacashやその他のアルトコインの動向も目が離せません。
zaifやビットフライヤーGMOコインなどの取引所ではzcash が購入できない?
zaifやビットフライヤーGMOコインなどの取引所ではzcash が購入できません。
逆にこうした大手の取引所で未だに上場されていないという事は、今後こうした取引所で上場されていく事を前提に考えた場合、zcashは今よりもさらに価格が上がっていく可能性も秘めているとも考えられるのではないでしょうか。
zcashをコインチェックで購入する方法。手数料は買い方によって若干変わる?
zcashをコインチェックで購入する場合、買い方によって手数料が変わってきます。
購入方法としては主に、コンビニ決済・クレジットカード決済・銀行振り込みの3つがあり、手数料は以下のようになっています。
買い方 | 手数料 |
コンビニ決済 | 756円(3万円未満)、1000円(3万円以上50万円未満)、入金金額×0.108%+486円(50万円以上) |
クレジットカード決済 | 購入金額の約8~9%(10%以上になる事もある) |
銀行振り込み | 銀行による(住信SBI銀行とりそな銀行は手数料無料) |
コンビニでzcash を購入する
コンビニでzcashを購入するメリット
コンビニでzcashを購入するメリットとしては、土日祝日など銀行の営業日以外で今すぐ入金がしたいような場合に素早く出来るのがメリットです。
その代わり上記の表でも記載通り、コンビニ入金にかかる手数料は最低でも756円以上はかかるというように、手数料が割高になってしまうのが難点です。
コンビニでzcashを購入する方法
まずはコインチェックのトップページ上部にある「ウォレット」をクリックします。
その次に左側のメニューの中から、「日本円/USドルを入金する」を選択します。
更にそこから「コンビニ入金」を選びます。
氏名、電話番号、メールアドレス、入金額を入力した後、「決済申請」を押します。
ローソン・ミニストップ・セイコーマート・ファミリーマートから希望のコンビニを選んで「次へ」をクリックします。
その後第1番号(企業コード)、第2番号(注文番号)をメモやキャプチャにとって「完了」を押します。
今度は希望したコンビニへ行って、端末から1番号(企業コード)、第2番号(注文番号)を元に手続きを行い、発行された入金伝票をレジまで持っていけば入金完了となります。
クレジットカードでzcash を購入
クレジットカードでzcashを購入するメリット
クレジットカードでzcashを購入するメリットとしては、コンビニ入金と同じく土日祝日など銀行の営業日以外で今すぐ入金がしたいような場合に素早く口座へ反映させることが出来るうえに、コンビニへ行かずにスマートフォンやパソコンから即座に入金が出来るという点です。
ただし上記でも記載通りクレジットカード決済だと約8~9%もの手数料が付きます。
これは例えば現在のビットコインの価格が200万円だったとすれば、1BTCを購入した場合はおよそ20万円弱はかかってしまうという事になります。(場合によってはもう少しかかることもあります)
クレジットカード決済は利便性という面では確かに優れていますが、これを頻繁に利用するにはあまり向いていません。
クレジットカードでzcashを購入する方法
まずはコインチェックのトップページ上部にある「ウォレット」をクリックします。
その次に左側のメニューの中から、「クレジットカードで買う」を選択します。
後は「コインを選択」の下にあるアルトコインの中からzcashを選んで「購入する」ボタンを押せば完了です。
銀行振り込みでzcash を購入する方法とメリット
銀行振り込みでzcashを購入するメリットととしては、なんといっても手数料が安く済むという事です。
具体的な手数料に関しては所持している銀行口座によって変わってきますが、コインチェックの場合は振込先がりそな銀行と住信SBI銀行と2つから選べるので、いずれかの銀行口座を持っており、ネットバンキングを利用できるというのであれば同銀行宛てにより手数料が無料になります。
しかもりそな銀行や住信SBI銀行で振り込みを行う場合は、他の銀行で行う場合に比べても反映時間が早いです。
具体的にはりそな銀行や住信SBI銀行で行うと、営業時間内である場合早ければ約10分程度で口座に入金が反映されます。それに対し、その他銀行であれば手数料がかかる上に、送金に数時間程度要したりします。
特に住信SBI銀行に関してはコインチェックのみならず、ビットフライヤー・ザイフ・コインエクスチェンジなど、国内における主要取引所でも振込先として住信SBI銀行に対応しているので、SBI銀行口座を持っていればこれらすべての主な取引所での銀行振り込みが無料になります。
銀行振り込みでzcashを購入する方法は以下となります。
まずはコインチェックのトップページ上部にある「ウォレット」をクリックします。
その次に左側のメニューの中から、「日本円/USドルを入金する」を選択します。
更にそこから「銀行振り込み」を選びます。
すると指定の振込先が表示されるのでそこに入金します。
この時りそな銀行を選ぶのであればユーザにより振込先口座番号が異なるので注意が必要です。
また住信SBI銀行を選ぶ場合は、入金する際に振込人名義の前にユーザーIDを記載しておく必要性があります。(ユーザーIDを記載しなかった場合は、日本円入金のお問合せページhttps://coincheck.com/ja/deposit_request でIDを送信する必要性があります。)
日本円の入金がされたら、後はページ上部にある「取引所」からzcashを選択して購入すると良いでしょう。
海外の取引所でzcash が購入出来る取引所。手数料を徹底比較
zcashが購入できる海外の取引所としては、有名なところであると「Poloniex」「Bittrex」「Bitfinex」「HitBTC」といったところが挙げられます。
それぞれの手数料については以下のようになっています。
取引所 | 手数料 |
Poloniex | 0.15%~0.25% |
Bittrex | 0.25% |
Bitfinex | 0.1%~0.2% |
HitBTC | 0.1%(指値買い注文は―0.01%(貰える)) |
海外の取引所でzcash を購入するデメリットを解説
海外の取引所でzcashを購入する場合は指値注文で購入することが出来るので、国内取引所であるコインチェックで購入するよりもかなり手数料が安くつくのがメリットになりますが、その反面デメリットとしてサイト内はすべて英語表記で、日本円で直接買えなかったりと慣れない場合は中々買いづらい部分があります。
サイト内はすべて英語表記である
取引所のサイト内はすべて英語表記なので、まず基本操作から躓いてしまう事があったりします。
またサポートに関しても全部英語なので、何かあった時に国内取引所と比べてもうまく対処できないような可能性も少なからず考えられます。
海外取引所の使い方に関しては詳しく解説してくれているサイトを利用することで無事に買う事が出来たりしますが、やはり国内取引所に比べると調べなければならない分多少面倒にはなってきます。
日本円で直接買えない
海外取引所の場合は日本円を入金することが出来ないので、国内取引所であるコインチェックのように、日本円を入金してzcashを購入するといったことが出来ません。
海外取引所でzcashを購入するのであれば、まず国内取引所からビットコインを海外取引所に送金してきて、その送金したビットコインでzcashを購入していく必要性があります。
この時の送金操作も当然英語表記なので、別途送金の仕方を調べる必要性があったりと面倒だったりします。
マイニングでzcashをほった方が購入する方がお得?
毎月手堅く稼ぐというのであればzcashを購入するよりも、マイニングでzcashを掘る方が良いでしょう。
ただしマイニングを始めるためにはある程度の知識が必要になってくるうえに、マイニングを行うための専用の機材などを用意しておかなければならず、それらを準備するための初期費用や発掘にかかる電気代も高額になってきます。
それでもzcashのマイニングはビットコインに比べればまだ参入はしやすいので、その分気軽に始めることが出来るでしょう。
ちなみに自分でマイニングを始めるのが難しいという場合におすすめなのが、クラウドマイニングと呼ばれるサービスです。
これはマイニングを代行して行ってくれるというもので、これを利用することでこちらはマイニングPCを用意しなくてもマイニングをすることが出来る上に、毎月の電気代もかかりません。
その代わり自前でマイニング環境を整える場合に比べて初期費用が高くつきます。
マイニングを行う際に必要となるもの
マイニングを行う際に必要となるものとしては、パソコンと高性能なGPU、ウォレット、マイニング用ソフトウェア、動作確認をするためのプール(サイト)が必要です。
- パソコン
OSはWindows7,10 64bit版であるもので行います。
- GPU
GPUは高性能であればあるほど得られる報酬が高くなります。(性能が低いものは電気代を考慮すると赤字になります)
またzcashの場合は、GeForce系のGPUが向いており、その中で一番高性能なものとしてはGeForce GTX 1080 TIになります。(価格は約10万円程度します)
- ウォレット
マイニングでは報酬を受け取るためのウォレットが必要になります。
ウォレットはコインチェックで作ることが可能です。
ウォレットの作り方としては、画面上部にある「ウォレット」から左側メニューの「コインを受け取る」をクリックして「zcash」を選びます。
そして「アドレスを作成」をクリックすればウォレットが完成し、ウォレットコードが表示されるので、マイニング時にはこれをウォレットコードとして指定していきます。
- マイニング用ソフトウェア
GeForce向けに最適化された「EWBF’s CUDA Zcash miner」が望ましいとされています。
以下のurlからダウンロードすることが出来ます。
https://github.com/nanopool/ewbf-miner/releases
ダウンロードが完了したらファイル内の「nanopoo.bat」の中身を「miner –server zec-asia1.nanopool.org –user ウォレットコード.rig1 –pass x –port 6666」というように書き換えます。
ウォレットコードの部分は先ほどのコインチェックで取得したものを記入します。
プール
プールと呼ばれるサイトではマイニングの動作確認をすることが出来ます。
例えばnanopoolと呼ばれているところであれば、右上の検索バーにウォレットコードを入力して「Search」をクリックすることで確認可能です。
zcashは匿名通貨。なんだかんだで価格が上昇してる。これからも上昇し続ける?
zcashの最大の魅力は匿名性通貨であり、このことは他の仮想通貨に対して差別化が図られる要素になってきます。
またzcashは発行枚数がビットコインと同じであるものの、高い匿名性があることはもちろん、送金スピードも速かったりすることからビットコインよりも優位性があります。
更に世界一の銀行とされるJPモルガンでzcashのゼロ知識証明という匿名技術が採用されたのと同様に、今後も銀行や金融市場などでzcashの技術が取り入れられてくれば、将来的にも十分に可能性が考えられるのではないでしょうか。
しかしzcashは高い秘匿性を持っているが故に、脱税やマネーロンダリングなどで不正に利用されていたりするという現状が一方ではあります。
こうしたことが理由で今後各国で規制される動きがあれば、zcashそのものの需要は減っていくという事が懸念されます。
つまりzcashは今後も価格が上昇していく可能性は期待できるものの、保有し続けるということになれば多少リスキーな面もあると言えます。
zcashの購入最小単位はいくらから?
国内で唯一購入できるコインチェックであれば、0.001ZECから購入可能だそうです。
現在の価格が1ZEC=64000程度なので100円以下から買うことが出来ます。