仮想通貨のジーキャッシュはアルトコインの中でも比較的期待度が高い傾向にあります。
2016年の登場後すぐに53万円台にまで価格が急騰し、その後下落したものの、今後は「ビットコインに換わる仮想通貨になる」と考える投資家もいるくらい注目され続けています。
2017年5月には金融大手のJPモルガンと提携を発表。
JPモルガンはジーキャッシュについて、世界最先端の技術と褒めていることでも知られています。
そんな輝かしい特徴を持つジーキャッシュですが、現在下落状態を進んでいます。
今回の記事ではジーキャッシュについて、下落理由や今後の展望について解説していきたいと思います。
99,000円台だったジーキャッシュが48,000円台に!?
ジーキャッシュは2017年10月下旬に26,000円台でした。
そこから11月、12月にかけて順調なペースで価格が上昇していき、2017年1月7日には99,000円の急騰状態になりました。
元々注目度が高いアルトコインなので、99,000円台への急騰もまだまだ予想の範囲。期待通り大きく上昇しました。
その後、残念ながら50,000円台を切るまで下落しましたが、下落理由より先に、まずは2017年末からのジーキャッシュの上昇は何が要因になったのか、こちらについて詳しくみていきましょう。
2017年12月にアップデートが発表されてから少しずつ上昇
2017年12月、ジーキャッシュの開発チームはジーキャッシュのアップデートを、2018年中に実施することを発表しました。
アップデートによってセキュリティ面やパフォーマンス面がパワーアップすることが判明し、仮想通貨の投資家たちの関心を惹きつけました。
先ほど少し記載したように、JPモルガンが称賛するほどの技術が集結しているアルトコインなので、アップデートについて発表したことによる盛り上がりは予想しやすいです。
案の定急騰に繋がりました。
2017年10月に26,000円くらいだったことを考えると2018年1月の99,000円は凄まじいといえます。
ニュースがあるとジーキャッシュは上昇する
今回のジーキャッシュの高騰についても、良いニュースが起因となっています。
仮想通貨は良いニュースがあると上昇するというのは周知の事実。
ジーキャッシュの急騰も、ある意味仮想通貨らしい自然な流れでした。
しかし、残念ながらこの急騰は長く続かず、その後は下落しています。
現在、ジーキャッシュは50,000円くらい。
一応2017年10月と比べると上昇した状態を維持していますが、99,000円と比べると大幅下落感があります。
ただし、1週間のチャートの動きをみるとほんの少しずつ上昇しているので期待は持てそうです。
ジーキャッシュはどうして下落した?
気になるジーキャッシュの下落理由について予想していきたいと思います。
ジーキャッシュが下落したタイミングでは、ジーキャッシュのチャートに影響を与えそうな特定のニュースはありませんでした。
その代わり、仮想通貨全体に影響を与えそうなニュースは色々ありましたが、まずはジーキャッシュに限定してフォーカスしたいと思います。
ジーキャッシュに限定するなら、考えられる可能性は以下の通りです。
・急騰による調整
まず真っ先に考えられるのが調整です。
仮想通貨は急騰すれば基本的に下落します。これは避けて通れないです。急騰すれば下落。ジーキャッシュ以外の仮想通貨でも、頻繁にあることです。
・急騰による売り注文
ジーキャッシュが低価格だった頃に購入して、しばらく寝かせて長期保有していた投資家の立場になれば、ジーキャッシュが急騰することは、すなわち大幅に利益が出るということになります。
さらに上昇することを信じて寝かせる選択をする投資家も多いでしょうが、この急騰のタイミングでとりあえず売りに出して、調整が入る前に目先の利益を確保したい投資家もいたと予想できます。
売り注文が増えれば、当然ながら価格は下落します。ジーキャッシュ独自の下落要因にはこちらも考えられます。
ちなみに、ジーキャッシュに限定して考えないのであれば、2017年末から仮想通貨業界に影響を与えそうなニュースが多数登場していることから、そちらが影響を及ぼした可能性も考えられます。
特にアルトコインはビットコインの動向につられやすい傾向があります。
2017年末からは、ビットコインも下落していたので、ジーキャッシュもつられてしまったのかもしれません。
2018年に入っても、色々とニュースが登場していたので、しばらくはジーキャッシュもゆるやかに上昇したり下落したりを繰り返しつつ、チャートが進んでいくのではないでしょうか。
長期保有しているとチャンスがあるかも!?
上記で解説した通り、ジーキャッシュに限定するなら、ジーキャッシュ特定の下落に繋がりそうなニュースはありませんでした。
しかし、仮想通貨業界全体でみれば最近は色々なニュースがあり、まだ収束していない感じです。
特別ジーキャッシュが当事者というわけではありませんが、しばらくは他の仮想通貨につられて、急激な上昇をしていくとは考えづらいのではないでしょうか。
あくまでも筆者の個人的な予想なので、実際にどうなるかはわかりませんが、個人的には「すぐに」というと難しいものの長期でみるなら上昇して現状より改善していく可能性があると予想しています。
ジーキャッシュ以外の仮想通貨も、いずれは上昇していくと期待しています。
仮想通貨単体でみるなら、数ヵ月の下落状態は前例があります。
現在は1つの仮想通貨だけに留まらず、主要なものが全体的に下落しているため不安感が高まっていますが、仮想通貨はもともとチャートが乱高下しやすいもの。
チャートの動向ですぐに売り買いを判断していては利益につながりづらいです。
どんなに変動しても、長期保有の覚悟を持つことが仮想通貨で利益を出すためのポイントだと考えられてきました。
今回のジーキャッシュについても同じです。
今、下落しているからといって焦って手放すのも1つの選択肢ですが、それを選択すれば利益は出ないかと思われます。
このタイミングでグッと堪えて、後々上昇していけば利益・・・という流れになりますが、もちろん上昇しないまま終わる可能性もゼロではありません。
その点は、投資である以上自己判断になるのでよく考えて売るか、長期保有するか決めましょう。
ジーキャッシュは他の仮想通貨よりも知名度は低い傾向にある
今回は、JPモルガンも期待している、ビットコインに換わる仮想通貨になるという評価もある、アルトコインの「ジーキャッシュ」について、下落理由を中心に解説しました。
ジーキャッシュはここまで期待度が高い存在でありながら、どこか新規参入組や一般層からの知名度は低い傾向にあります。
リップルやイーサリアムの影に隠れている感も否めません。
しかし、技術面もしっかりしていて根強いファンも多いです。
急騰と下落を、登場以来何度か繰り返している、ぱっと見るだけなら不安定なアルトコインですが、その実力は侮ることなかれ。
ジーキャッシュは今後にも充分期待できるのではないでしょうか。
現在、下落している状態を買い時と判断するか、早々に手放すかは個人の判断になります。
仮想通貨業界全体で不安感が漂っている時期なので、迷いは生じやすいかもしれませんが、筆者としてはジーキャッシュはけっこう魅力的なアルトコインだと思っています。
※あくまでも個人的な感覚です。