近頃はめっきりCMなどでもお馴染みとなったZaif取引所ですが、実はレバレッジ取引も利用できるってご存知ですか?
この記事では、使い方から手数料などの詳細についてまで解説していこうと思います。
zaifのFXのやり方は簡単?流れとやり方を解説
Zaifでは現物取引の他にAirFXというレバレッジをかけた取引ができます。
定期的にお得なキャンペーンを行なっており、板の層が厚くなってスプレッドも狭くなって操作性も高くなったと評判なんですよ。
・現物取引に近い価格感で取引できる
・初心者でも操作しやすい
などの特徴があります。
まずはZaifのアカウントを作って、日本円をアカウントに入金しておきましょう。
現在ザイフは本人確認に時間がかかる場合があるので、ザイフに登録していない場合は余裕を持って登録してきましょう。
ログインしてトップ画面の中の左上に任意の通貨ペアを選択します。
この記事では「BTC/JPY」で取引することと仮定して説明していきますね。
ザイフが他の取引所と異なっているのは、ビットコインの他にNEM、MONAもAir FXで取引できるんです。
アルトコインの中でも珍しい種類をレバレッジ取引できるので、とても人気がありますよ。
通貨ペアを選択し終わったら取引画面の左側にある「ビットコイン/日本円取引」の欄から、「信用買い/信用売り」のタブをクリックします。
他にも通貨ペア一覧ページから「BTC/AirFX」も利用可能です。
すると注文画面に表示が切り替わるので、買いたいコインの数量・レバレッジを入力します。
希望があればリミット売り・ストップ値を入力します。
リミットというのは上限の金額、ストップは価格が下がった時の最低金額です。
どちらも「この金額になったら自動的に決済してね」という目安の数値です。
注文画面で簡単に設定できるのはあまりないので、ザイフはレバレッジがしやすい取引所だと言われます。
もちろんこれらは任意入力なので、希望しない人はそのまま進んで大丈夫ですよ。
zaifの手数料は安い方?他取引所との違い
ザイフではレバレッジをかけた取引を行うのにどれくらいかかるのでしょうか?
概要と一緒に表にまとめてみました。
取引手数料 | 0% |
レバレッジ | 信用取引7.77倍/FX 25倍 |
スワップポイント | 0.039% |
追証 | – |
ロスカット | 証拠金維持率 30% |
他の取引所と比べたらどれほど違うのでしょう?国内の有名な取引所と比較してみました。
取引所 | 取引手数料 | 最大レバレッジ | スワップポイント | 追証 | ロスカット |
Zaif | 0% | 25倍 | 0.039% | – | 30% |
bitflyer | 0% | 15倍 | 0.4% | 80% | 50% |
GMOコイン | 0% | 8倍 | 0.05% | – | 75% |
Bitbank trade | 0.01% | 20倍 | 0 | – | 20% |
QUOINEX | 0% | 25倍 | 0.05% | – | 110% |
DMM.Bitcoin | 0% | 5倍 | 0.04% | – | 80% |
Bitpoint | 0% | 25倍 | 0.035% | – | 100% |
BTCBOX | 0% | 3倍 | 変動 | – | 110% |
みんなのビットコイン | 0% | 25倍 | 0.05% | – | 110% |
※1現在コインチェックは不正出金などのトラブルの影響があるので、表にデータを入れませんでした。
※2取引手数料は無料でも実質的な手数料としてスプレッドが発生します。
このように、ザイフ取引所は他の取引所と比べても手数料・レバレッジ・追証・ロスカットなどあらゆる面で、FX取引をしやすい環境が整えられているということがよくわかります。
でもレバレッジやFX取引をしたことのない人にとっては、それらのフレーズが何を意味するかというのは分からないですよね。
次の項から順番に開設していこうと思います。ぜひ最後までお付き合いくださいね。
スワップポイントにはいくらぐらいかかる?
スワップポイントとはレバレッジ取引や信用取引、FXで用いられる用語です。
外貨為替などの場合は、法定通貨との価格差によって利益を出す方法もありますが、仮想通貨取引では取引所やコインを貸し出すユーザーに払う手数料という位置づけです。
ザイフの場合はポジションをセットした時に1日1回0.039%を支払う仕組みとなっています。
ちなみにこういった日付をまたいでポジション(健玉)を立てることを「ロールオーバー」といいます。
ザイフの場合だと10万円で取引した場合、一日39円かかる計算になりますね。
他の取引所と比較してもこの数字は平均的なので、高くないと思います。
アメリカ時間を基準に、日本では朝7時にスワップポイントがかかるようになっているのでコストを抑えたい人はその時間を避けて取引するようにしましょう。
または、決められた月に取引を行う約束をする「先物取引」を利用すれば貸借せずにすむのでスワップポイントは発生しません。
ちなみにザイフは先物取引も利用できますよ。
zaifFXのチャートはアプリは使いやすい?
Zaifでは取引所公式のアプリがリリースされています。
このアプリでは取引所のベーシックな機能を利用できます。
・トークンの売買
・ウォレット機能
などが利用できます。
残念ながら2018年現在、先物取引・AirFX・信用の3種類のレバレッジをかける取引はアプリから利用することはできません。
しかし、2017年9月7日からこれらのレバレッジ取引の公式APIをリリースしています。
APIとはアプリケーション・プログラミング・インターフェースの略で、あらゆるジャンルで利用されています。
任意のアプリケーションから利用できるので、実用性が高いシステムです。
たとえばインスタグラムを利用する時にフェイスブックのアカウントを応用できますよね、それはインスタグラムがフェイスブックのAPIをつかっているからです。
詳しくはZaifの「zaif APIドキュメント」ページから詳細を確認して設定できますよ。
証拠金はどのくらいでロスカットされる仕組みなの?
ロスカットとは、元本となる証拠金維の維持率がある一定以下まで下がったらユーザーが手続きしなくても強制決済されるというシステムです。
これはレバレッジ取引というハイリスクハイリターンの取引において、ユーザーの損失が拡大することを目的に導入されている仕組みです。
ザイフの場合は証拠金維持率が30%を切ったらロスカットが発動する仕組みです。
ちなみに証拠金維持率は証拠金維持率=(保有資産-(購入した時の通貨の価格-現在の価格)×購入枚数)/(購入した時の銘柄の価格×購入枚数/レバレッジ倍率)という計算式で算出できますよ。
これはあくまで参考で、個人で自動計算ツールを配布しているサイトなどもあるので、そういったものを使うのがおすすめですよ。
しかし取引している銘柄の相場が急激な変動を見せる場合ももちろんあります。
そうなったら時にはロスカットが利用できないケースも…
そのため必ずしも証拠金以上の損失が出ないわけではないことをあらかじめ念頭に置いて取引を行なって下さい。
レバレッジは何倍まで?ハイレバ出来る?
レバレッジとは元々「てこ」という意味を持っています。
素手では持てない大きな重いものもテコの原理を利用すれば遠くへ飛ばせるように、一定の金額を担保に大きな額を借り入れて取引できれば大きな利益を得ることができます。
これをレバレッジ取引と呼びます。
ジャンルによってはギアリング(歯車)取引と呼ばれるものもありますが、大体意味は一緒です。
古くから企業経営や借り入れなどに用いられてきましたが、株などの金融取引には20世紀初頭から利用されるようになりました。
株取引、外国為替市場、差金決済、先物取引などで主に使われます。
ザイフの場合は、信用取引で1・2.5・5・7.77倍から任意の倍率を選択することができます。
信用取引の場合は、利益の額に応じて0.7%の手数料(キャピタルゲイン)が発生するので注意して下さいね。
Air FXではさらに1・2.5・5・10・15・25倍のレバレッジが利用できます。
25倍は国内最大値なので、この先上がってくのは間違いない!と確信した時などに少ない資本で大きな利益を得られるかもしれませんよ。
しかしその一方でチャートが不調な時などにハイレバレッジをかけていると、早めにロスカットされる可能性があるので気をつけて下さいね。
zaifFXの決済方法
ザイフでレバレッジをかけた取引を行なった場合、2つの決済方法が考えられます。
まずは、注文を出す時にリミット価格/ストップ価格を設定して、その日付を迎えることです。
先ほど注文方法の流れの説明の中でも軽く触れましたが、リミットが取引の上限値でストップが最低金額です。
ザイフの株式では株取引のような注文方法が出せるんですね。
もう1つは、これらのリミット・ストップ価格を取引の途中で設定することです。
自分が思っているよりも価格の変動が大きい場合や、仮想通貨に関するニュースなどが出てこの先チャートが変化しそうだな〜と思った時に利用できます。
はじめたばかりの人はよっぽどのことがない限り、ポジションを設定する時の価格とあまり差をつけないようにするといいかもしれません。
危険!zaifFXには追証はあるの?
追証とは、証拠金維持率が一定の割合を下回った時にロスカットされないように追加で証拠金を投入することです。
また、証拠金以上の損失が出た場合に口座に不足金額を追加する場合も追加証拠金だと呼ばれる事が多いです。
株取引やFXなどで使われ、仮想通貨取引でも利用されるようになりましたね。
追証はユーザーにとってはちょっと厄介な存在です。
というのも、ユーザーの負債になる場合が多かったり、取引にかかる手間が増えるなどのデメリットが大きいからです。
ザイフでは追証は必要ありません。
もしも取引がうまく行かなくなって含み損が増えても、証拠金以上の損失が発生しないので利用者からすると安心できます。
追証無しで取引所は大丈夫なの?という意見が出てくるかと思いますが、取引所はスプレッドで収益を上げることができます。
普通のFXの場合ではディーラーが顧客と会社の間に入っているDD(ディーリングデスク)方式が採用されていることもあり、追証制度を採用していることがほとんどです。
仮想通貨の場合では、ザイフの他にも追証を必要としない取引所があるため、FXからトレーダーが流れてきている状況は当然のようにも感じます。
ちなみに、追証を必要としない海外のfxサービスでは為替や相場に影響を与えそうな状況に対してはあらかじめ対策をすることもあるんだとか。
国内の仮想通貨取引所ではまだあまり見られないリスクヘッジの方法ではありますが、以前GMOコインがビットコインの急激な価格変動を理由に最大レバレッジの割合を25倍から5倍へ変更しましたね。
とにかくも、ザイフは面倒な追証制度がないのでスムーズなレバレッジ取引が可能になります。
zaifFXは他の取引所とのスプレッドの差で中抜き出来る?
FXや信用取引は手数料の他に、購入価格と売却価格の差(スプレッド)が存在します。
これは取引所や取引量によって変動するためメニューに記載されていないことがほとんどです。
ザイフの、AirFXはFX取引なのに現物取引のような価格で取引できること・無期限で取引できることが他の会社との違いとして上げられます。
さらにザイフの信用取引では証拠金以上の損失が出る可能性もありますが、AirFXではEPS(Early Profit Settlement)という相場急変したときのための仕組みが採用されているため損失により口座が制限されるということはありません。
そのためFX取引ができる他の取引所(ビットフライヤーなどはスプレッドが高い傾向があると言われていますが)タイミングなどを合わせれば、スプレッドの差を利用して中抜きすることも可能かもしれません。
しかしそれにはFX取引について知識があったり、これまでの経験があることが条件となりますので個人的にはあまりおすすめできません。