資産運用として最近もっとも注目されているのが「ロボアドバイザー」という方法。
ロボアドバイザーはそもそもアメリカで人気の高い投資方法として知られています。AI(人工知能)を用いて、利用者の年齢や資産の環境に関する簡単な質問に答えるだけで、その時点で最適なバランスの投資商品を購入することができます。
自分で調べたりする手間が省ける手軽さと、プランナーを介さないため必要コストが少なくてすむため始めての資産運用方法として人気が高いんです。
話題のTHEO(テオ)ってどんなロボアドバイザー?特徴を公開!
THEO(テオ)というフレーズは、あまり耳なじみのない単語ですよね。
ネーミングの由来は画家のゴッホ(ヴィンセント・ファン・ゴッホ)の才能を信じて資金面を支え続けたことでも知られている弟のテオです。
つまり「その人のやりたいことや夢をかなえるためにテオが支える」という信念がこめられているんです。
実際に投資をこれから始める人に対してのサポートが手厚かったり、他サービスと比較しても質問数が少なかったりしてはじめるまでのハードルが低いことが特徴です。
そんなTHEO(テオ)の特徴はこちら。
投資方法 | ロボアドバイザー |
ツール | ETF (Exchange Traded Fund/上場投資信託) |
投資の仕方 | 積み立て投資 |
投資商品 | ・先進国株
・新興国株 ・先進国国債 ・投資適格債券 ・ハイイールド債券 ・新興国債券 ・リート/不動産 ・コモディティ ・通貨 から231通りのポートフォリオを作成 |
ユーザー数 | 24万人 |
THEOのメリットってなにがある?
1万円から積立できる
投資をする上で、なるべく多くの金額を使うことが大切だといわれています。
それはなぜかというと複数の銘柄をバランスよく持つことができること、ある程度相場が変動しても運用を続けることができるというのが主な理由です。
そのため、個人でも本格的に運用するためには10万円ほどあるといいとも言われています。
とはいえ、投資をこれから始めるにあたっていきなりたくさんの金額をかけるのはちょっと恐い・・・。と感じてしまいます。
しかし、THEO(テオ)は1万円という小額から投資が可能で、資産運用初心者の人でもスタートしやすいんです。
以前は他のサービスなどと同じように、初期投資に必要な金額は10万円と定められていました。
社内で行われた調査により、5万円以下で労使をはじめたいという人が多いことがわかったことを受け2017年8月24日から初期投資金額1万円に引き下げられました。
これはかなり斬新なサービスで、テオならではの特徴だと思います。
公式サイトに記載されてある、メインユーザーが20~30代の若年層が過半数を超えているということも納得です。
入金方法も通常の銀行振り込みのほかに好きなタイミングで反映されるクイック入金も利用できます。
このように初めてテオのサービスを利用する人でも、使いやすい工夫がなされているんですよ。
高性能AIが投資商品を提案してくれる
一般的にロボアドバイザーにはふたつの形があります。
運用プランの提案を行い、資産運用自体は利用者自身でするアドバイスタイプ。
もうひとつは、プランの提案から実際の運用までを行ってくれる運用一任タイプ
毎月金額を積み立てるだけで実際に金融商品の売買を行ってくれる運用一任タイプは人気が高く、最近ではロボアドバイザーといえばこちらを指す場合がほとんど。
テオは日本で開発されたロボアドバイザーとして、初めてAI(人工知能)を搭載しています。
ロボアドバイザーのアルゴリズムは歴史があるため、システムが直接AIを利用するというケースはあまり無いそう。
しかしオートマチックなアルゴリズムのため、システマチックな運用では不測の相場の変動によって損失が出てしまう可能性も。
テオで採用されているThomson Reuters MarketPsych Indices (TRMI)というAIは、50,000以上の国内外のニュースメディアとSNSを分析して相場を予想します。
この分析によって相場が大きく下落すると予想されたら、ポートフォリオ(投資している商品の割合)の内容を切り替えます。
リーマンショックやチャイナショックなどの大きな金融危機が起こる可能性があるなら資産運用をするのが恐いという人にも安心。
この切り替えは相場の状況によって変化します。とはいえ、少しの下落くらいでは発動されないので「ちゃんと資産運用して利益が出せるの?」と不安になってしまう人も安心して利用できますよ。
手数料は?
THEO(テオ)は手数料がわかりやすいのが大きなメリットです。
利用する際にTHEO(テオ)の運営会社に支払う手数料はこちら
預かり資産 3,000万円以下 | 1%(年率) |
預かり資産 3,000万円以上 | 0.5%(年率) |
わかりやすいですよね。
ロボアドバイザーで海外の金融商品を購入するときに気になるのが、信託の手数料・為替手数料・委託手数料などの諸費用だと思います。
テオに登録しなくても証券会社などを通して自分の好きな上場銘柄が購入できます。投資経験のある人が多額の資本を元に運用を行うのなら別ですが、個人が小額投資を行う場合はむしろこのような代行サービスを利用するのが手間もコストもお得なんです。
個人で同じ内容の投資を行うとすると、これらの手数料もかかるし手間もすごくかかるので、テオを使うのがいかに効率的かというのがわかると思います。
質問数はたったの5つなので簡単!
ロボアドバイザーの口座を開設するためには、年齢や経済環境が分かるような質問に答えなければいけません。
サービスによっては、その質問数が多く手間がかかるところも少なからずあります。
テオでの無料診断で答えるべき質問はたったの5つ。
現在の年収
毎月の貯金額(銀行口座にある金額)
現在の金融資産額(株や不動産などを含む金融商品)THEOで運用を始めたい金額
この5つだけ。
テオの公式サイトの無料診断でいつでも資産算出の予想が算出されます。
たとえば、初期投資金額100万円から初めて30万円を毎月運用すると貯金を行うよりも1500万円ほど多くなるそうです。
もちろんこの資産は簡易的なもので、相場や金額によって異なるのですが初めて利用する人でも分かりやすいです。
無料診断の結果のほかには、年代別の貯蓄額や予想などの情報も見ることができます。
特定口座ありにすると確定申告不要
通常、投資に対して得られた利益の20%の割合で税金がかかります。
テオのようなロボアドバイザーを利用する人は、会社に勤めている人が多いと思うので確定申告を自分で行うのが面倒と感じる人も多いはず。
テオに登録する場合
・特定口座(源泉徴収あり)
・特定口座(源泉徴収なし)
・一般口座
の3つから口座を選択することができます。
会社員の人、フリーランスの人、トレーダーの人など・・・それぞれのスタイルに合わせて利用できます。
もしもテオでの資産運用以外で確定申告の必要がなければ、源泉徴収ありの特定口座で口座開設を行うのがおすすめです。
この口座で作っておくとテオが税金の計算と納税を利用者の代わりに代行してくれるので、面倒な計算等は必要ありません。
自分がどのタイプの口座かというのは、メニュー→設定ページ→お客さま情報の順で選択しておくといつでも確認できます。
デメリットも知っておきたい
為替相場や国際情勢の影響を受ける
テオを利用する上で考えられるリスクとして1番最初に考えられるのは、投資している商品が為替相場や国際情勢の影響を受けやすいことではないでしょうか?
実際に2018年に入ってから、アメリカのトランプ大統領がアルミニウムなどの輸入に追加関税をかけると発表したことで貿易不安が広がり相場が乱れました。
いわゆるトランプショックというものですが、テオではアメリカ国債や株も商品としてラインナップされているのでこういった国際情勢の変化とは無関係ではいられません。
こういったリスクがあるため、テオなどのロボアドバイザーはどれかひとつの銘柄が落ちてもバランスが取れるように、複数の商品に投資するスタイルなのですが利用する側も短期的に相場が乱れる可能性はあることを念頭においておく必要があります。
ただ、先ほどもご紹介した通りあまりに大きな下落が起きそうな場合はあらかじめAIがポートフォリオの内容を保守的なものに変えてくれます。
これは他のロボアドバイザーには見られない特徴なので、安定性を重視する人におすすめです。
NISAに不対応
投資で得た利益に課税されないという仕組みから人気の高いNISAの口座。
ロボアドバイザーでもこのNISAが利用できたらいいなあと感じる人も少なくないはず。
しかし、残念ながら現在テオではNISAの口座では利用できません。
テオの公式サイトではその理由についてこう説明されています。
「テオの方針としては、利用者のバランスを取るために月に一回売買を行っている。そのため、一度の売買が重視するNISAとテオの運用方法と相性が良くない。」
どういうことかというと、NISAは課税されないかわりに年間の利益金額は上限が定められています。
テオでは毎月売買されるため、利用者の意図しないところで上限に達してしまう可能性があるので混乱を避けるためにNISAの口座は利用不可になっているようですね。
NISAの各口座の上限金額は以下の通り
NISA:120万円
つみたてNISA:40万円
ジュニアNISA:80万円
年間で考えると、たしかに難しいかもしれませんね。
ロボアドバイザーもNISAもそれぞれ良い点があるので、どちらも併用して両立している人もたくさんいますよ。
ノウハウが少ない
テオならではのデメリットとしては、運用方法のノウハウがまだ少ないことが挙げられます。
国内で人気の高いロボアドバイザーといえばウェルスナビや楽ラップなどと比較してもまだ少ないのが現状です。
もちろんアルゴリズムは他サービスの膨大な過去のデータからすでに確立されているので投資方法については問題ありません。
テオの公式サイトに記載されている体験人数は無料診断も含まれているので実際に運用しているのはもっと少ない思われます。
運用者数が多ければ多いほど資金が集まるので会社としての規模も広がり、サービスの充実も狙えます。
特に資産運用を代行してもらう会社が長続きするかどうかというのもロボアドバイザー選びの大きな基準のひとつだと思います。
現在テオの利用者数が他サービスと比べて少なめだとしても、初期投資額の引き下げや他者にない機能を実装するなどしてここ一年ほどで急激に利用者数を伸ばしています。
今後の動向も注目したいですね。
THEO(テオ)のリアルな口コミが知りたい!
・20代 男性 東京都
開始日時 | 2017年12月 |
運用期間 | 9ヶ月 |
利率 | 6.1% |
口コミ | 以前からロボアドイザーに興味があったのですが、初期投資額が10万円以上のところが多く二の足を踏んでいました。
ちょうどテオが10,000円以上から資産運用できるようになったので、はじめてみました。 登録してからすぐトランプショックがおきてどうしたものかと思いましたが、徐々に積立金額を増やしてもっと安定して運用したいなと思います。 |
・30代 女性 神奈川県
開始日時 | 2017年5月 |
運用期間 | 13ヶ月 |
利率 | 7.8% |
口コミ | 以前は、FX取引を行うことが多く投資や金融取引の経験や知識はある程度ありました。
しかし、ビジネスを立ち上げた関係で現在では本格的に取引を行う時間が取れなくなってしまいました。 もっと手軽に運用できる方法はないかなあと思ってたところ、ロボアドバイザーに登録することにしました。 本当に放置していいのかな?と思いましたが、最初に質問に答えてプランが提案されるので一日5分あれば状況が確認できるのがかなり便利です。 |
・30代 男性 東京都
開始日時 | 2018年4月 |
運用期間 | 5ヶ月 |
利率 | 5.7% |
口コミ | 2年前から他者のロボアドバイザーを利用していました。 その手軽さと手軽さに魅了され、メインの運用方法として利用するようになりました。今年からテオでも運用してみようと思い立ち、登録してみました。 ロボアドバイザーは何社か使ってみましたが、テオは登録のしやすさが群を抜いていると感じました。自分のように経験がある人でも、これから利用する人でも簡単に資産運用できるのではないかと思います。 あらゆる人におすすめしたいサービスです。 |
THEOにはキャンペーンとかあるの?
お得にテオで資産運用をするために、キャンペーンを利用してみましょう!
期間限定のものもありますが、2018年9月現在開催されているキャンペーンはこちらです。
・秋のスタートダッシュキャンペーン
期間:2018年10月31日まで
概要:新規登録後追加入金で最大現金5,000円をプレゼント。
秋限定のキャンペーンとして、これから新規登録を行った人を対象に現金プレゼントをしています。
現金をプレゼントされるためには口座開設後追加入金をする必要があります。
プレゼントされる金額も追加入金の金額によって変化します。
入金額30〜50万円:プレゼント2,000円
入金額50〜100万円:プレゼント3,000円
入金額100万円以上:プレゼント5,000円
プレゼントされる時期は2019年1月に定められています。
プレゼントされれば手数料も相殺されるので、コストを抑えることができます。
ただ注意したいのが、このキャンペーンはテオの公式サイトからの申し込みに限るということです。
SBIやドコモなどの関連サービスから申し込むと適用されないので、キャンペーンを利用する時にはお気をつけください。
また、タイミングも注意が必要です。
最大7日間ほど口座開設にかかる可能性もあるので10月末までに口座開設して追加入金ができるように早めに登録しましょう。
登録方法を解説!
テオの口座開設に必要なアイテムはこちら。
・銀行口座
・マイナンバーなどの本人確認書類の画像
・メールアドレス
本人確認書類の画像は、事前にスキャンしておくか文字が判別できる写真を撮っておきましょう。
マイナンバーカードは運転免許証など、カードタイプの身分証明書の場合は両面の画像が必要です。
必要なアイテムが揃ったら実際に登録をしてみましょう。
1.THEO公式サイトへアクセス
まずはテオの公式サイトへアクセスしましょう。
トップページから、無料診断を受けます。
年齢
年収
貯金額
金融資産
希望する初期投資額
の5つの質問に答えると、簡単な資産運用の予想と同じ期間定期預金をしていた場合との比較が表示されます。
2.ユーザー登録
そのまま運用したい場合は、
「THEOにおまかせ」
「自分でカスタマイズ」
のどちらか希望する方法を選びます。
プランニングから運用まで一括で行いたい場合はテオにおまかせプラン。
投資商品を自分で選びたい人はカスタマイズプランがおすすめです。
内容を確認したら、次の画面にすすんでメールアドレスを登録します。
入力したメールアドレス宛に登録確認メールが届くので、本文中にある「メールアドレスを認証する」という青いボタンをクリックしてアドレス認証を完了させます。
認証が終わると個人情報を入力するページに移動するので、
・名前
・性別
・生年月日
・電話番号
・住所
・職業
・これまでの投資や資産運用の経験について
などを入力します。
次に口座の種類を選んで、規約の同意なども行います。
最後に用意しておいた身分証明書の画像をアップロードして申請は完了です。
3.入金する
申請後2.3日でテオから確認書類が届きます。
同じタイミングで運営からメールが届くので、入金を行います。
クイック入金はネットバンキングの口座が必要ですが、振込手数料無料ですぐに反映されるのでおすすめです。
もちろん銀行口座から振り込むこともできます。
ただ、この際の振込手数料は自己負担になるので注意してください。
初期費用を入金したら、毎月の積立金額を設定します。
ここまでで登録は完了です。
カスタマイズプランを利用する場合は、ポートフォリオ作成などのステップもあるますがまずはおまかせからスタートするのがいいでしょう。
実際に運用してみた記録を大公開
わたしも実際にテオを利用していました。
2017年6月から始めており、初期費用10万円で毎月20,000円を積み立てています。
リスク許容量などはおまかせプランを利用しています。
1年以上たったので実績を確認してみると、5.6%ほどプラスでした。
手間は必要なく安定して運用できる印象です。
THEO(テオ)の運用会社は?
会社名 | 株式会社お金のデザイン Money Design Co., Ltd. |
代表者名 | 中村仁 |
設立 | 2013年8月 |
所在地 | 東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル1F |
金融商品取引業者 関東財務局長(金商) | 第2796 |
まとめ
この記事ではテオのご紹介と登録方法を開設しました!
ロボアドバイザーの中でも少額で利用できることからここ最近特に人気を集めているTHEOは、ただいま秋限定のキャンペーンも開催中です。
気になるかたはぜひ公式サイトをチェックしてみてください。