リップルの相場は価格変動する?海外の取引所と値段を比較すると違う理由

リップルの相場を海外の取引所との比較

2017年リップルの相場は安定しなかったが、今後は常に変動する相場に焦らない事も大切

そもそも、仮想通貨市場そのものが非常に相場変動の激しいモノですが、2012年に登場したリップルも、相場が猫の目のように変わってきた仮想通貨銘柄の1つです。
そこでまずは、リップルという仮想通貨がどういう特徴を持ち、なぜ相場が激しく変動したのかについて整理。

その後、執筆時点での相場をチェックし、その所持と管理にはどういったことに注意すべきなのかについても、迫っていきたいと思います。

リップルの特徴と相場感が常に変動していた理由

リップル(通貨単位XRP)は、現在時価総額においてビットコイン、イーサリアムに次ぐ第3位につけている、非常に市場規模の大きな銘柄です。
そして、ビットコイン同様発行枚数に限りのある仮想通貨ですが、問題はその数の多さでビットコインが2,100万枚なのに対して、リップルの発行限度枚数はなんと1,000億枚。

そのためリップルの場合、仮に相場が高く推移している時でも、一気にXRPが発行された場合、「インフレ」が発生し大暴落してしまうのではないか、という不安が常に付きまとってしまっていたため、その相場が激しく動き回ったのです。

事実、2017年初頭では10円にも満たなかったその相場は、12月の声を聞くと同時に急激に上昇をはじめ、翌1月7日には384円という、歴代最高値を付けたもののその後急落し、現在では170円あたりの相場で推移しています。

とはいえそれも過去形、そうならないルールをリップル運営が実施したので、今後は焦らないことが大切

確かに、2017年度はリップルの相場が激しく上下した1年で、特に年末年始を挟んでの乱高下によって、一喜一憂したユーザもおられるはずです。

ただ知っていて欲しいのが、XRPの発行限度である1,000億枚のうち、その半数以上に当たる630億XRPは、運営会社であるリップル社が保有しており、リップル社は変動の激しい仮想通過市場でも、より良いボラティリティーバランスを保つため、

ロックアップ・・・2017年12月8日、550億枚分完了した「XRP発行制限」のことで、2018年以降は毎月1日に10億XRPずつロックアップ期限を迎え、市場に放出されることになっている。

を施していることです。

つまり、今後市場で増えていくのは毎月最大でも10億枚であり、インフラが発生するほどの大量放出の心配はなくそれは「55ヶ月先」まで続くということであり、その発表がもたらした安心感こそ、2017年末のXRPの相場高騰に繋がったのです。

ですので、2018年はリップルにとって、これまでの乱高下することもあった、リスクを伴う「投機対象」から、安定して成長する「投資対象」へ変貌を遂げる1年になると、私は予測しています。

1コイン当たりの価格が安いことも、今後の相場が安定する材料となる

実に、将来的にはBTCの4,700倍以上、XRPは流通することになりますが、発行枚数が多い分時価総額が多くても、1枚当たりの価格は低くなります。
仮に、リップルとビットコインが発行限度いっぱいまで出回ったとして、その次点における時価が、全く同じ「20兆円」規模だった場合、

1XRP・・・20兆円÷1,000億枚=「200円」
1BTC・・・20兆円÷2,100万枚=「95万2,380円」

が、それぞれの単価となります。

そして、「円」や「USドル」などといった実在する通貨同様、仮想通貨にも「マイナス」やゼロという概念は存在しないので、200円であるXRPに「199円」以上の値下がりが起きることは、絶体にあり得ません。

一方、前日の約170万円から一気に100万円を切るまでに至った、つい先日となる2018年1月17日のBTC大暴落でもわかる通り、1通貨単位の価格が高い仮想通貨の場合、時に予想だにしない大幅な相場の下落を、投資するユーザーは覚悟する必要があります。

以上のことから、リップルという仮想通貨は小さな資金で気軽に購入ができる、「ローリスク」な仮想通貨として今後さらに人気と知名度が上昇し、小幅な値動きを続けつつ緩やかに相場が上がっていく銘柄なのではないか、と私は考えています。

リップルという仮想通貨の誕生理由と提携企業による安心感

リップルは、そもそも金融機関や企業における決済システムの効率化と、ローコスト化を目指し、開発・リリースされた仮想通貨です。
通常通貨を使った決済では、複数の金融機関や企業を介する過程で「口座」が必要となり、送金・出金・振込による、多額の決済手数料が発生します。

その点、口座を介さないリップルという中央集権型の決済インフラと、そのネイティブ通貨であるXRPの利用により、コストをかけずに企業間で決済が可能。
さらに、ビットコインなどが抱えるスケーラビリティ問題を、独自コンセンサス・システムの開発・採用により克服しているため、多くの企業がそれに賛同・提携をしています。

例えば2013年には、Googleからの資金提供で話題になりましたし、そのほかにも

 バンク・オブ・アメリカ
 イングランド銀行
 インドネシア銀行
 オーストラリア・ニュージーランド銀行

などといった数多くの海外銀行をはじめ、国内でもメガバンクである三菱東京UFJ銀行が海外送金システムとして、2017年4月リップルの採用を発表しました。
また、国内で最も有名なネット証券会社でもあるSBIが、リップルの取引所開設を正式に表明するなど、企業における信頼感が上がってきていることがわかります。

ただ、これほどまでにの数多くの有名大企業が採用していることは、当然投資家たちの耳にも入ります。
そして、通常であればそれに伴い大きく相場も上がってくるのが普通ですが、いい意味でリップルはその相場が安定しています。
仮想通貨は些細な情報で相場が急騰し、その分反発して大きく値を下げるのが常ですが、このリップルに関しては、いい意味で「低空飛行」を続けながらその評価を上げている、珍しい銘柄です。
特に「企業間決済」においては、その有益性を評価されているかなり現実通貨に近い地位を確立し始めているのがこのリップルであり、投資材料としての安定感を私が評価しているのも、この点にあります。

ここで気になってくるのはリップルの相場が取引所ごとに違う事

さてここまで、2017年の年末年始を挟んで乱高下を見せたものの、今後はその相場もゆっくり安定して上昇するという、私の独自見解を述べて参りました。

しかし、素手の井リップルを所有している方や強い興味を持っているユーザーの中には、

「なぜこれほどリップルは、取引所で相場が違うのだろう?」

という疑問を持っていることもあるでしょう。
そこでこの項では、執筆時点(2018年1月21日)における各取引所でのリップル相場を紹介し、相場の変化に合わせた購入単位の違いや、その管理方法などについて、徹底解説をしたいと思います。

本日時点のリップルの相場を取引所ごとに比較してみた

2017年度初旬の段階では、XRPを取り扱う取引所は6ヶ所ほどでしたが、現在では世界中の取引所50ヶ所以上で、XRPの取引が可能になっています。
ただし、国内ではそれほどリップルを取り扱う取引所はまだ少なく、その現時点での相場は以下の通りとなります。

これを見る限り、コインチェックが若干高いもののその幅は小さく、扱いやすさなどによって自由に取引所は選んで問題ないと思われます。
ただし、コインチェックではその売買取引に応じて手数料が発生するのに対し、GMOコインとビットバンクでは無料。
さらにビットバンクでは、期間限定イベントではありますが、XRP取引量が多かったユーザーをランキングし、1位になった方には10万円相当のXRPが、プレゼントされるイベントも行われているので、たくさんリップルを購入したい方には一押しになります。

リップルの海外の相場と日本の取引所と大きく相場が違うのはなぜ?

リップルの相場において注意したいのが、国内取引所においては前項で紹介した通りそれほど大きく相場に違いは出ませんが、これが海外となると話が変わってきます。
例えば、数多くの仮想通貨を扱いユーザーも膨大な、世界有数の仮想通貨取引所である、「バイナンス」の場合、

binancexrp

このように、執筆時点での終値は0,00012025BTCで1,48USドル相当でした。
中国の仮想通貨取引所Binance (バイナンス)の口座開設方法と登録方法
今日の円相場が1ドル110円でしたので計算すると、なんと1XRPが165円超となり、国内取引所よりも10円近く安く、リップルを購入できることになります。
つまり、「円の為替相場」によって相場が変わってくるということなので、リップルに限らず海外取引所で仮想通貨を取引する際は、

円安傾向の時・・・売却取引に向いている
円高傾向の時・・・購入取引に向いている

というセオリーを、覚えておくといいでしょう。

これだけ相場が違うと購入の仕方でリップルを買える単位が変わってきてしまう‥

これは相場の違いというより、それを気にして取引所を決めるときに影響してくることですが、まず上記で紹介した国内取引所における、リップルの最小購入単位は

おおむね10XRP

ですので、現時点では2,000円あれば、誰でも簡単にリップルを所有することができます。
一方、海外取引所でリップルを購入するケースで、円建てでの取引できないことが多いため、一度国内取引所においてBTCを購入し、それを送金してリップルを買うという流れになります。
ですので、各国内取引所における最低BTC購入単位が、そのまま海外取引所における、リップルの購入単位になってきます。

リップルの相場をリアルタイムで最速で見るには何処で確認すればいいの?

当記事の前半部部において、リップルは今後大きな相場の乱高下なく、緩やかに確実に成長していく可能性があると、私の分析による見解を述べました。
とはいっても、やはり効果的な運用をするには、毎日リアルタイムで相場の動きをチェックすべきなので、ここではそれが可能でしかも「最速」にこだわって、おすすめの所を紹介しておきます。

それが、クリック時点での価格に加え、簡易ながらチャート表まですぐに確認できる、Coingeckoです。

xrpsouba

大きな相場としての時価総額に併せて、市場における流動性や開発過程の活発さ、銘柄に対する注目度までチェックできるので、是非有効活用してみてください。

取引所の分散はリスク管理には大切だが、そこまで相場に差がなければ主要取引所にリップルを置く事も大切

ビットコインのように、1通貨当たりの価格が高い仮想通貨の場合、複数の取引所を利用してリスク管理をする必要もあります。
ですが、取引所では売買自体は手数料無料の所も多いですが、取引に際しての銀行振込手数料や入出金には手数料が発生します。

そして通貨価格が安く、併せて取引可能単位が少ないリップルの場合、複数の取引所で管理をしていると、振込や入出金のたびに毎回発生してしまう入出金手数料のウェイトが、高額仮想通貨に比べて大きくなってきます。。

つまりリップルは、比較的相場の差のない国内取引所の中からお気に入りを選び、そこでコツコツと購入して少しづつ貯めていき、長期間にわたって「ガチホ」した方がいい仮想通貨だと、私は結論付けています。

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