GMOコインでリップルが売り切れる?売買規制は何故起こる?

検索エンジンなどでGMOコインについて調べたとき、売買規制がサジェストワードとして出てきます。
仮想通貨取引において、規制がそれほどない日本国内において売買に規制がかかるということはあるのでしょうか?
この記事ではなぜ売買規制が起こるのか、その仕組みとは?について詳しく書いていこうと思います。

gmoコイン取り扱い通貨

gmoコインでリップルを買おうとしたら売り切れていた?

GMOコインは2017年5月にサービス開始した新しい仮想通貨取引所です。
開設から1年未満とは言え、IT大手企業である、GMOグループが運営しているとあってオープンまえから随所で話題を集めていました。
GMOはFXでのノウハウもあり、レバレッジをかけた仮想通貨取引ができるのが最大の特徴です。

SNSでそんなGMOコインを調べると、売買規制がかかっていてコインが買えないといった意見が出てきます。
GMOコインは複数のアルトコインを取り扱っていますが、規制の対象になったのはどうやらリップルだけの様子。
一体なにが起こったのでしょうか?

定期的にリップルが売り切れるgmoコイン。売り切れは何故起こる?

売買規制が大きく話題となったのは2017年12月のことでした、ユーザーがリップルを買おうとしても手続きができないという状況が続きました。

15日にはGMOコイン公式ツイッターアカウントで買い規制をしていると異例の発表がするほどの自体にまで発展ました。

規制が発表されるほどの動きがあった背景には、GMOコインの販売形式が影響していると言えるかもしれません。

gmoコインは販売所の為、売り切れなどが起こりやすい?

先ほど便宜上GMOコインを取引所と呼びましたが、厳密には異なります。
GMOでコインを買うためには販売所を利用しなければいけません。
つまりGMOコインが持っている仮想通貨をユーザーが買うという形式をとる必要があるんです。

販売所で買い規制がされる要因は大きく分けて以下の2つが考えられます。

  • ・コインの在庫が無くなった

単純に販売所が所有する通貨の在庫が無くなったと考えるケースです。
私たちが普段利用しているコンビニやお店でも、品切れしているのを見たことがありますよね。
販売所も売店のような形式なので、在庫が無くなれば販売できないというのは自然なことのように思えます。
しかしリップルは高騰したとは言え、1XRPあたり数百円もせずに購入することができます。
それに送金の早いリップルであれば、需要が増加してもすぐに販売所に仕入れることはできると考えられます。
したがってユーザーの中では下のような考えが広まっていきました。

  • ・GMOコインの損失を防ぐため

2017年12月といえば、リップルを使った国際送金テストが日韓の銀行で行われたことが明らかになったタイミングでした。
韓国勢を中心にリップルの取引が活発になりそれまで1XRP=30円程度だった値段が一気に100円を超えたのです。
批評家たちの間ではリップルが100円を越すのは2018年の年末と予想されていたため、驚きの結果となりました。
それほど高騰すれば日本の投資家の間にもリップルの需要が高まるのは当然のことです。しかし、ここに落とし穴があったのです。

たとえば1XRP30円の時にGMOコインからリップルを購入していた人が200円の時に売却したら、会社は損失が出てしまいます。
しかもGMOコインは取引所を解説していないため、売買注文はユーザー間ではなく、全て会社が対応しなければいけません。

買い規制が行われたのは、GMOコインの損失を抑えたかったのでは?という指摘が多くされました。
同じくアルトコインを販売所で取り扱っているコインチェックでは規制が特になされなかったということもあり、こういったGMOコインの対応に批判的な人もたくさんいたことも事実です。
しかしGMOコインは開設されてから半年も経っていなかったり、11月29日にリップルの取り扱いを始めたばかりだったという点を考慮すると
こういった不備によるトラブルが現れるのはごく自然なことだと言えます。
その上、12月末に起こった高騰→規制の流れは本人確認が一斉に行われたため新規ユーザーがリップルを購入したと見る事ができます。
これまで仮想通貨取引をした事がなかったという人も、仮想通貨の人気を知ったりGMOグループへの信頼感で投資を始めたという人のアカウント開設が集中した結果かもしれません。

ましてリップルは大方の予想をはるかに超えるほどの値上がりをしたのだから、開設してから間もない販売所が対処しきれなかったのも無理はありません。

取引所であれば絶対にリップルを購入する事が可能なのか?

販売所では売り切れや買い規制の可能性があるということは、取引所ではいつも安定した取引が可能なのでしょうか?

リップルなどの人気の通貨の場合はそうだとも言えるかもしれません。
販売所が売店だとすると、取引所はマッチングサービスのような仕組みを取り入れています。
その通貨を売りたい人買いたい人が注文を見て、需要と供給が一致すれば取引は成立します。
取引所では、スプレッドもないため
余計なコストを抑えたいという人の多くが取引所を利用しているんだそう。

しかしマイナーな通貨の場合は売り手や買い手がつきにくいため、スピード感のある売買をしたい時などは販売所を利用した方がいいという声もあります。

このように、取引所を利用すれば必ず通貨を購入できるとは限りません。しかし、リップルほど人気が高まっていて利用者も多いアルトコインであれば買えないというのはまず考えにくいでしょう。
そのため流動性のある取引所をしたかったり、なおかつ手数料を抑えたい場合は取引所を利用するのもいいかもしれません。

しかし販売所にも相応のメリットはあるので、一概にどちらがいいとも言い切れないのですが…

売り切れが起こるくらい買いが走るリップル。コインが売り切れた時は高騰する可能性が高い?

リップルは2017年大きなニュースがたくさんあり、大きな値上がりを記録した年でした。
GMOコインのように売り切れや買い規制が入ったケースは珍しいにせよ、急激な需要増加によって送金詰まりが発生したこともありました。

販売所などでリップルなどのコインが売り切れたり売買規制がかかっている時は、注文が増える=大抵チャートが上がっている時なのでその銘柄が高騰していると考えてもいいでしょう。

値上がりのニュースをキャッチして、コインを買おうと思っても売買規制をされていてタイミングをつかめなかった…投資をしていれば当然そんな時もあるかと思います。
でもそんな時も慌てないでください。
時価総額ランキング上位の通貨に限って言えば、ほとんどの場合また高騰のチャンスは近いうちにまた来ます。
特に企業と提携してなんらかのプロジェクトが開発中であったり、ベンチャーキャピタルなどから出資を受けているなどの要素があればそういった傾向は強くなります。

そういったコインは個人投資家だけでなく、大きな資本を持ったグループが市場に参加しているからです。
さらにこれは仮想通貨全体に言えることなのですが、ちょっとしたニュースによって大きく相場が影響されることも多くあります。
真意に関わらずネットニュースなどで一気にその話題が広まればチャートも大きく動くことが多いです。
特に顕著なのがビットコインの例で、運営が安定していても有名人がネガティブな発言をして価格が下落するといった動きを繰り返して来ました。

ビットコインは大きなニュースが多く、仮想通貨の代表として言及される例が多いため特殊なケースとも言えそうですが、リップルもランキング上位をずっとキープしているため似たようなことは言えると思います。

gmoコインに限らず、販売所は定期的に売り切れが起こる?取引所の口座は複数用意しておいた方がいい?

販売所では定期的に売り切れが起こるかと言うと、それは大げさな話だと言えるかもしれません。
これほど定期的に売買規制が表示されるのも珍しく感じます。
2018年に入ってからも銀行の営業がスタートした瞬間にリップルの買いが殺到し、一時はログインできないほどになりました。
この時は1XRP=380円をマークしたこともあります。
一年前の同時期と比べて10倍もの価格差があるというから驚きです。

売買規制は珍しいケースのため、他の販売所と一様に語ることは難しいと思うからです。
しかし、他の販売所で売買規制をしていると発表はされないだけで、送金詰まりやエラー発生と発表されているだけかもしれませんね。

しかし買いたい時にログインもできないようでは、販売所の意味がないような印象を受けることも本当です。
そのためいざという時やなにか大きな動きがあった時にはすぐに対応できるように、複数の取引所にアカウントを開設しておくといいかもしれませんね。

現在ではリップルは通常通りgmoコインで購入出来る?

2018年1月中旬現在では、GMOコインで問題なくリップルが購入できるようです。
GMOコインを見てみた結果、特別トラブルが起こっていないようでした。
ただ、人気がありすぎて本人確認までに1ヶ月ほどかかる状態が続いており、アカウント開設までの道のりはまだ遠いと感じる利用者も多くいる印象です。

GMOコインは豊富なFXの経験を生かして、今後アルトコインFXができるようになる予定です。
またリップルも2018年には銀行や金融機関で導入されていたシステムがどんどん実用化すると見られています。
そのため今後もリップルの需要は伸びていくと考えられるでしょう、GMOコインの課題はそういった人気通貨にどう対応していくかという面にあると思います。
GMOグループの資金力を考えれば、リップルに対策を打てないとは考えにくいので今後なんらかの対策を講じると考えられます。

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