ビットコインがGOX?仮想通貨界隈を震撼させたマウントゴックス事件とは?

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コインチェックの事件の余波は止まることを知りません。
先日は金融庁が今回の事件を受けて、取引所の経営や通貨の管理システムへの規制を強化する旨の声明を発表するにいたるほどです。

しかし日本には、かつて同じように仮想通貨の大きな事件が起こったことがあります。
この記事ではあのマウントゴックス事件について解説していきたいと思います。

マウントゴックス事件とは?どんな事件だったの?

マウントゴックスとは元々東京で仮想通貨交換業を行なっていた取引所です。
創業当時はカードゲーム交換業でしたがビットコイン黎明期から取引所サービスを開始しており、世界でもトップクラスの取引高を獲得し、2013年には世界の7割のビットコインがマウントゴックスで取引されるまでに成長しました。
ちなみにマウントゴックス社の設立者は日本人ではありません、ripple開発にも深く関わったジェド・マケーレブ氏が創設しました。
2010年からビットコインの交換業を開始し、2011年には経営者がフランス人のマイク・カルプレス氏に交代しました。

マウントゴックスが世界トップの取引所になってから1年もたたないうちに、経営破綻を申請するまでになってしまいました。
それは大量のビットコインが流出してしまったというショッキングな内容でした。
取引所に保管していた内の75万BTCと、預かり金の28億円が消失してしまったというのです。
当時ビットコインは1BTC=6万円ほどでしたので、被害総額は470億円にも登ります。
あまりに大きな事件だったので、まだ仮想通貨が広まっていなかった日本では「仮想通貨=胡散臭くて怪しいもの」というイメージが強くついてしまいました。

当初不正流出の被害者であるとみられていたマイク・カルプレス氏はその後逮捕されています。
取引所内での通貨の管理状態に不備があったこと、私的に記録を操作すたことが主な理由です。
カルプレス氏は逮捕当初から一貫して無罪を主張していますが、同氏の口座などに不正な金の流れがあることからこれを認めるのは難しいと思われています。
さらに2017年夏にはブルガリアの仮想通貨取引所のBTC-eの運営に関係していたとされる人物が不正なマネーロンダリングを行なったとしてFBIに逮捕されました。
この男は、マウントゴックス事件にも関与していると見られ、現在操作が進んでいます。

真相究明が進んでいるこの事件ですが、これにより仮想通貨がたくさん流出したり、個人のミスで消失してしまうことを「ゴックスする」などスラングのように使われる不名誉な代名詞となってしまいました。

マウントゴックスから数年。被害者のお金が返金されたってほんと?

2014年2月にマウントゴックス事件が起きてから、今年で4年が経とうとしています。
先ほども触れた通り、当時ビットコインは6万円程度の価格でした。
しかし、その後破竹の勢いで価格が伸びていったことは皆さんもご存知の通りだと思います。

現在では一時の勢いはないものの、それでも当時の水準と比べると10倍以上も高い数字です。
そのため、マウントゴックス社が保有しているビットコインの価格も上がるので自動的に同社の資産も格段に増えました。
現在では被害者に弁償しても100億円以上余りが出るそうです。
そのため、マウントゴックス社は近い将来仮想通貨交換業を再開するのでは?と見られています。
それに先駆けて被害者に弁償を行うだろうとも予想されます。

既に大規模な資産を預けていたユーザーに連絡を取っているとのニュース記事もありましたが、真相は分かっていません。

マウントゴックスの影響でどのくらいビットコインの価格が下がったの?

2014年、それまでは順調にビットコインの価格は上がり続けていました。
事件発生当時のレートは6万円ほどだったものの、10万円ほどで取引されることもあり今後のチャートに期待が集まっていました。
しかしマウントゴックスの事件が判明してから価格は急落、同社の閉鎖が発表された時には1BTC=18,280円にまで落ち込んでしまいました。

その後は多少の高下はありつつも、しばらく1BTC=2〜3万円ほどで取引される時期が続きました。
1BTC=10万円を超えたのは2017年に入ってからなので、マウントゴックス事件はビットコインの低迷期を作ったきっかけと言えそうです。

奇しくも、その後同様の多額不正流出事件を起こすコインチェックが解説されたのも2014年のことでした。
いったいどうなるかというのは分からないものですね。

マウントゴックス事件のような被害にあわない為にはどうすればいい?

セキュリティ対策をしているはずの取引所に預けても不正に通貨が消失してしまうんじゃやっぱり仮想通貨利用するのは危険なことなの?と感じてしまいます。
しかしそれは早計です。
仮想通貨はデータの概念といっても、あなたの大切な資産であることは間違いありません。
通帳を玄関先に吊るして置いたりしませんよね?
それと同じように、個人でできる対策をこまめにしておくことが不正トラブルへの一番の対策だと私は思います。


1番オススメなのは、通貨をウォレットに移しておくこと。

ウォレットというのはその名の通り、仮想通貨を保管しておくお財布のようなシステムです。
ウォレットにもたくさん種類があり、

・ウェブ上で簡単に操作できるウェブウォレット
・スマホやパソコンにソフトをダウンロードして管理するソフトウェアウォレット
・外部メモリへデータを移して、ネットワークから遮断できるハードウェアウォレット
・データをQRコードに変換してプリントアウトすることで、特別な機械ではなくただの紙でも通貨を保管できるペーパーウォレット

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などがあります。
どのウォレットがいいかというのは、その人が持っている通貨の種類や投資の計画によって異なるため一概には言えません。
しかし、これらのウォレットサービスがあるということを知っているだけで安全性が格段に上がるのは間違いないと思います。
何個かセキュリティソフトを入れる人もいますが、パソコン自体の動作も重くなるのでそういったソフトはひとつかふたつにしてウォレットと併用するのが個人的におすすめです。

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