イーサリアムETHが下落中!大暴落の理由。今こそ買い時?

しばらく価格が安定していたイーサリアムの価格が、2018年に入ってから大きく下落しています。
投資している人は一体なぜ急に?と動揺してしまったというケースも多いと思います。
あまりに大きな値段の変化により、いよいよ仮想通貨のバブルが崩壊した!などと記載するメディアもあるようです。
しかし、いたずらに不安を煽るようなそれらの記事に書かれているように、本当に仮想通貨投資は終わりなのでしょうか?
この記事では今回のイーサリアムのチャートの動きを分析して、将来的な予想をしていきたいと思います。

好調だったイーサリアムが2018年に下落中。ここまで下がった理由は何?

12月に入ってから順調に価格が上がっていたイーサリアム。2017年12月21日には1ETH=90,000円前後だった値段が翌22日には70,000円に下がってしまいました。
その後は価格は回復してチャートは上がっていき、1月13日には15万円に届くほどでした。
しかし16日に再び急落し17日には8万円ほどと半値近くまで下がってしまいました。
2018年1月18日現在には少しずつ持ち直しつつあります。一体なぜチャートはこれほど急な値動きを見せたのか考えてみたいと思います。

  • ・12月の下落は?

12月下旬にイーサリアムが下落した要因は、イーサリアムに特別ネガティブなニュースがあったり原因があったかというとそうとは言い切れないです。
というのも同時期にはビットコインの急落があったから。
ビットコインはごく短期間で150万円-200万円-160万円と恐ろしい値動きを見せました。購入したタイミングが高値だった場合・・・考えるだけで恐ろしいことになりそうです。
このチャートは「クジラ」とも称される大手資本家が仕掛けたとみる人も多いですが、仮想通貨の代表的なビットコインの相場が混乱してしまうと、他の通貨も少なからず影響を受けてしまうのは当然のように感じます。

ビットコインとアルトコインが暴落中!仮想通貨は暴落した時に買う?

  • ・1月の下落の原因は中国?

イーサリアムの1年チャート
それに引き換え1月16日に起こった下落には大きな2つのニュースが原因だと言われています。
ひとつは韓国が仮想通貨取引に規制をかけたことがあげられます。仮想通貨の人気が高く取引のシェアが世界的にもトップクラスである巨大市場の韓国で規制が行われるということで、2017年末ごろにこのニュースが明らかになってからビットコインチャートは少なからず影響を受けていました。
2018年に入ってからはさらに韓国の中央銀行である韓国銀行総裁のイ・ジュヨル氏は「仮想通貨は法定通貨ではない。」と改めて否定しました。
取引所で取引することを禁止する旨の法案の準備をしているらしく、韓国国内にあるすべての仮想通貨取引所を閉鎖することも検討しているそうです。
せっかくこれまでのノウハウがあるのに、外国人向けに取引することもできなくなるのはとてももったいないような気がしますが一体どうなるのでしょう。

それに加えてすでに仮想通貨取引所に対して規制をしていた中国が、従来のICOなどへの規制に加えてマイニング・ウォレットへの規制も追加するそうです。
つまり中国では今後人民元以外の外貨取引や、個人取引もできなくなる可能性があるかもしれません。
法整備やルール改正が進んだアメリカで活気が戻りつつあるので、取引所の勢力図が大きく変わりそうです。

今までにイーサリアムが下がったのはいつだった?それぞれの原因を大解析

上の項では直近に起こった下落について考えられる要因を書きましたが、特別イーサリアムに不備があったわけではなく仮想通貨全体にとってネガティブなニュースが続いたという印象ですね。

でもイーサリアムに大きなトラブルがこれまで一度もなかったというわけではありません。

有名なThe DAO事件によるハードフォークや、高騰の後の大規模な価格調整など投資家にとって好ましくない動きはこれまで何度もありました。
半年ほど前に起こったStatus事件もICOに関するトラブルで、45,000円から25,000円まで一気に価格を落としたのです。

Status(ステータス)とはイーサリアムベースに開発されたトークンで、ICOで世界から大きな関心を集めていました。
しかし実際に資金調達が始まっていると予期せぬ事態が起こりました。
購入希望者が殺到しすぎたため、送金ができないという状態が続いたのです。それだけならまだしも、送金はされているけど希望とは違うアドレスに行ってしまったり、送金できていないのに手数料だけは取られているという謎の状態が発生したため利用者から不満が殺到しました。
おりしもこの時イーサリアムは、分裂問題に揺れるビットコインにとって代わる存在として大きな期待をされていたので、実用性が期待値より低い現実に失望した投資家も多かったのです。

この騒動の余波は大きく、2017年に起こったイーサリアム以外のアルトコインが軒並み暴落するきっかけだともいわれています。

イーサリアムは小さな下落を繰り返しながら上昇中。引き続き私はガチホ推奨

しかしこれでもイーサリアムはゴシップやトラブルの多い仮想通貨全体において安定した優等生的な存在です。
世界的な企業が多くイーサリアムを導入していることからも、並みのアルトコインよりも資金力があり技術的にも応用が利くためこれからも需要が高まるとみられています。
投資対象の金融商品であるという特徴を持っている以上、大小問わずに価格の変動があることはさけられません。
特に人気の通貨のチャートの動きには単なる投資額や取引量の変化というだけでなく価格調整の面もあるので、下落を見せたあとで返って単価が大幅にあがるなんてことも珍しくありません。
そうなるとちょっとした下落でパニック売りしたあとでやっぱり買い戻す…なんてもったいないことを繰り返すよりはガチホしてた方がいい場合もあります。
実際に大きな下落があったとしても長期的に見れば大したことなかった。なんてことが日常的にあるからです。
イーサリアムが実際にビジネスに利用されるのはこれからなので、私はこのままホールドしておこうと思います。
今回の急落でも他の通貨に比べて安定していたイーサリアム
チャートに変化があったといっても、この度起こった多くのアルトコインの急落に比べれば安定していました。
もともと2017年はビットコインの年、2018年はイーサリアムの年になると言われていたので、本番はこれからと言えるかもしれません。

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