イーサリアムクラシックのチャートから見る今後の予想と暴騰理由 


イーサリアムクラシックのチャートを解析画像

2016年に起きたハードフォークによって生まれたイーサリアムクラシック。
単位はETCで総発行量は未定、時価総額ランキングは全通貨の中で現在11位です。
今年に入ってから何度か急激な値上がりを見せています。

注目を集める一方で名前は聞いたことがあるけど詳しくは知らない、なんて方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はこれまでの値動きの詳細をはじめとして、イーサリアムとの違い・今後の可能性についても詳しく解説させていただきます。

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イーサリアムクラシックのチャートは何処で見る事が出来る?

イーサリアムクラシックチャート
引用:https://www.coingecko.com/ja/相場チャート/ethereum-classic/jpy
イーサリアムクラシックの最新チャートはCoinMarketCapなどの、仮想通貨データサイトで確認できます。
また、日本語対応しているCoinGeckoでは日本円での情報が確認できるため、こちらの方が分かりやすいかもしれません。

現在イーサリアムクラシックの取り扱いのある日本の取引所はコインチェックとビットフライヤーの2社です。
海外の取引所でも取り扱ってはいるのですが、日本円での入金に対応していなかったり、国外からの利用者に対しての本人確認が厳格化されたりしているためあまりおすすめできません。

クラーケンは外資の取引所ですが、日本語対応もしていますよ。
それぞれ特徴やメリットがあるのですが、あえて言うなら
使いやすさを重視するならコインチェック、安全性を大事にしたい人はビットフライヤー、手数料を抑えたい人はクラーケンがおすすめです。

イーサリアムクラシックが現在高騰している理由

イーサリアムクラシックのロゴ
2016年にイーサリアムクラシックが誕生してからしばらくは、1ETC=100円前後で落ち着いていました。
最初に高騰したのは2017年5月、ニューヨークで開催された仮想通貨の大規模なサミット「コンセンサス2017」に影響されてのことでした。
サミットの中でも有数のビッグイベントであるコンセンサスの開催は、仮想通貨全体の価格に影響を及ぼすほどでした。
たくさんの大きなニュースが発表されました。
中国3大取引所のひとつBTCCが取り扱うことが明らかになったり、業界でも大きな力を持つ研究者が「イーサリアムクラシックは過小評価されている。」と発言したことで一気に価格を伸ばしたのです。
100円前後から1,000円ほどにまで平均価格を引き上げたので、単純計算で一気に10倍も時価総額が上がったことになります。

さらに6月から9月まで中国・韓国でイーサリアムクラシックの需要が急激に高まりました。
詳細な理由は分かりませんが単なる企業や有名投資家のマネーゲームであるという意見や、
投機対象の金融商品の需要が高まる両国で、イーサリアムよりも安く買えて新参のアルトコインよりも信頼できると人気が集中したという見方もあります。

何億ドルもの資金がイーサリアムクラシックに流れたと言われており、6月に最高値をマークした時の流れはまさに暴騰と言っていいものでした。

もっとも最近に値上がりを見せたのはETHEREUM CLASSIC SUMMIT(イーサリアムクラシックサミット)が香港で行われるというニュースでした。

2017年11月13・14日に開催されたこのサミットにはイーサリアムの開発に携わった天才数学者チャールズ・ホスキンソン氏と、マイナー王の呼び名を持つBitman社のCEOジハン・ウー氏などの著名人が参加することで大きな関心を集めました。
投資家はこのサミットで重大な発表をされてイーサリアムクラシックの価格が値上がりすると予想し、11月2~6日には500円以上の差が生まれたのです。

それに加えて12月12日には最初の半減期(マイニング報酬が下がる)が決定しているため、それまで値上がりは続くと見られています。

2018年1月16日前後にビットコインの暴落による一時的な暴落が起き2400円前後まで下げましたが、それでもイーサリアムクラシックはイーサリアムと共に反発が強く、現在は4000円前後まで価格を戻してきています。

簡単なおさらい。イーサリアムクラシックが登場するきっかけとなったDAO事件とは?


イーサリアムクラシックはThe DAOと呼ばれる事件に端を発して生まれたというのは有名な話ですよね。
The DAOはイーサリアムをベースにして開発されたトークンで、ICOで多額の資金調達に成功しました。
ところが、悪意あるハッカーに狙われてしまい364万ETHが盗難の被害にあってしまったのです。
被害額は当時のレートで40億円以上とも言われ、仮想通貨界では大スキャンダルでした。

このニュースを受けイーサリアムの開発チームの中で、ブロックチェーンを改変してハッキングが起こる前の状態まで戻そうという意見が出ました。
仮想通貨の取引はすべて保存されているため取引履歴を変えて、ハッキング自体無かったことにしてしまおうとしたのです。
大半が支持しハードフォーク(分裂)して現在のイーサリアムが誕生しました。

しかし、これに反対し続けた人も少数ながらいました。
というのも取引してシステムを操作してしまうと、中央集権の法定国家と変わらない。事件がある度になかったことにしていたら通貨としての信頼性が損なわれる。と考えたのですね。
その意見を持つ人たちは信条を守り、旧イーサリアムを保持していくことを決めました。
これがイーサリアムクラシックです。

こういった道順で袂を分かった2つの通貨は、基本的な性能にほとんど差はありません。
どちらもスマートコントラクトシステムが実装されています。

違う点は資金・人材・規模の差がまず挙げられます。
ハードフォークした時点で開発チームのほとんどは新しいイーサリアムへ移行してしまいました。
開発資金や優秀な研究者、投資家が流れて行ってしまったのですね。

規模だけで考えるとイーサリアムの10分の1から20分の1程度です。
しかし小規模ながら仮想通貨が誕生した時の「Code is Law(コードこそ法である)」という理念を突き通すイーサリアムクラシックには、コアなファンがついているのも事実です。

イーサリアムとイーサリアムクラシックの相場は連動する?

今では別々の通貨となってしまいましたが基本的な性能が変わらないため、イーサリアムの価格変動に大きく影響されます。

イーサリアムが値上がりを続けていればその恩恵をあずかれるといったメリットもあるのですが、逆の場合は悲惨です。
とくに仮想通貨は短期的に急高下を繰り返すので、イーサリアムクラシックの運営が順調でも関係なく値動きするのはあまり良い点ではないかもしれません。

しかし長期的に見た場合、イーサリアムはJPモルガンやE.E.A(イーサリアム使用のための企業連合)などがあり下落するとは考えにくいので連動していることでイーサリアムクラシックも成長を続けることができるのは利点でしょう。

イーサリアムとイーサリアムクラシックってそもそも何が違う?

先ほども書いた通り、この2つの通貨には特に大きな差はありません。
どちらもスマートコントラクトシステムが搭載されており、取引だけでなく契約の内容までブロックチェーンに保存できます。
現在イーサリアムを用いた機密文書のやり取りや、企業間での契約、保険支払いなど様々な分野でこのスマートコントラクトが使われていますが、イーサリアムクラシックをベースにしても同様のサービスが提供できるのです。

異なる点を挙げるとすれば、セキュリティ面でしょうか。
一度大規模なハッキング被害を受けたイーサリアムクラシックは、拡張に制限を設けることによりセキュリティを高めることに成功しました。
イーサリアムと同等の機能を持ちながらも、より安全性の高い取引が可能なのです。

ただ、それ以外特に独自の特徴や機能があるわけでもないのも現実です。
先日行われたイーサリアムクラシックサミットではブロックチェーンやネットワークの技術の将来性の他に、イーサリアムから区別するためにどのようなオリジナリティを付加するかについて議論されたようです。
もしかしたら来年にはイーサリアムクラシック独自の機能が発表されるかもしれませんね。
それが実現すれば、シェアの拡大や安定した運用が可能になると見られています。

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イーサリアムクラシックの今後の価格予想。

イーサリアムクラシックは、多くの人が今後も値上がりを続けると予想しているようです。
12月に半減期を迎えることも大きな要因で、マイニング報酬が減る半減期を迎えることで通貨の希少性が高まり価格が上がるというのが定説です。
過去のビットコインの例を振り返っても半減期の1~2か月前から価格が上昇し、半減期を迎えたあとは価格水準が大幅に高くなっています。

そのためイーサリアムクラシックも年末までには1.5倍ほど値上がりすると見られています。

さらにもっと長いスパンでもイーサリアムクラシックは伸びしろの多い通貨だと言えるでしょう。
というのも、イーサリアムクラシックは中国や韓国で高い人気があるため潜在的な需要がかなり高いのです。
今後ルールを定めて段階的に仮想通貨取引を解禁していくと言われる中国・韓国で、イーサリアムクラシックの取り扱いが再開すればより大幅な高騰が期待されます。
世界に先駆けて法整備が整っている日本でも、今後仮想通貨に投資する人口は増えると予想されているため国内の取引所でもイーサリアムクラシックが購入できる場所が増えるかもしれません。

※追記ハードフォーク後には3500円前後を推移してますね。

https://twitter.com/watuyo_2/status/939634885655871488

このまま2018年には10000円前後つける可能性もあるかもしれません。

アメリカでも2017年4月にイーサリアムクラシック投資会社であるグレイスケール・インベストメンツ社が設立されています。
仮想通貨を取り扱うデジタルカレンシーグループを創立したバリー・シルバート氏が協力して起業され、イーサリアムクラシックへの大きな期待を明らかにしています。
そもそもハードフォークした原因はトークン開発チームにあり、ベースとなったイーサリアム運営陣には責任は無いのです。
マウントゴックス社が会社無いで起こした不正のせいでビットコインそのものが不当な評価を受けていたのによく似ています。
シルバート氏はそこに着目し、ハードフォークを強行した運営陣を非難しイーサリアムクラシックに出資したのです。
同氏は企業間で使われることの多いイーサリアムと対照的に、少額決済や個人間での使用においてニーズがあるとしています。

これが香港のサミットで話し合われたイーサリアムクラシック独自の特徴になりうるかもしれません。
ビットコインのように実際の店舗で使えるようになれば、さらに人気が高まりそうですね。

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