コインチェックcoincheckの信用取引のやり方

数ある日本の仮想通貨取引所の中でもトップクラスに人気があるコインチェック。
ビットコイン・イーサリアムの現物取引ができることは有名だと思いますが、実はそのほかにもレバレッジをかけた取引ができるんです。
少ない元本で大きな利益を得ることができる信用取引は、常時利用すしなくても銘柄の上昇時などタイミングが合うときに選択できる方法として頭に入れておくといいかもしれません。
この記事ではコインチェックで行う信用取引の方法やステップを説明させていただきます。

コインチェックの信用取引

コインチェックでも一部の仮想通貨のみ信用取引が可能?

どちらかというと現物取引や販売所のイメージが強いコインチェックですが、実はレバレッジをかけた信用取引も利用できるんです。
レバレッジをかけた取引というのは、証拠金と呼ばれる元本を担保により多くの金額の取引ができるというシステムです。
たとえば10,000円の原資で5倍のレバレッジをかけた取引をするとすると、50,000円の金額で仮想通貨の売買ができるんです。
つまりチャートが上昇していれば普通に現物取引でえられるよりも何倍もの利益を得られるという方法です。
ただ注意したいのはこの場合、原資10,000円を担保に50,000円を借りているという状態です。
決済をするまで借りている状態なので、利息を支払う必要があったり、チャートが下落してしまったら通常よりも損失の額が増える場合もあるため事前に確認しておいてくださいね。

ではコインチェックで行える信用取引はどんな通貨が対応しているのでしょうか?

コインチェックで信用取引出来るのはビットコインだけ?

コインチェックは2015年3月17日に、ビットコインの信用取引のサービスを開始しました。
最初はビットコインのみで他のアルトコインは対応していませんでしたが、現在ではイーサリアム・イーサリアムクラシックに対応しています。

信用取引とFXの違いは、融資と差金決済・返済期限の有無などの違いがありますが誰かのお金を使って大きな売買取引を行うという点においては同じ意味を持ちます。
コインチェックの場合は取引所がユーザーに融資するのではなく、ビットコインをたくさん所持している人が貸し出すという方式をとっています。

ビットコインを借りるユーザーは少ない金額で取引ができ、逆に貸す側のユーザーは1日0.1%の利子を得ることができます。
それまでロングポジション(買い注文)しかできなかったのですが、信用取引を導入することによってショート(売り注文)も出すことができるようになりました。
これにより、価格上昇時だけでなく下落時にも利益を得ることができるようになります。

コインチェックで信用取引は最初は出来ない?

通常の現物取引の場合、アカウントに日本円を入金すればすぐにビットコインやアルトコインの売買取引ができますが、信用取引の場合は少し設定が必要です。
しかし、チャートや状況の相場によっては新規取引を中止していたり、以前取引を利用したことがあるという人でも取引ができないという場合もあります。

2017年夏ごろから仮想通貨取引をする人口が爆発的に増えたからか、頻繁にサービス停止が行われるようです。直近では年末年始にかけて3週間ほど取引を中止しているようです、タイミングを見て取引できたらラッキーぐらいのつもりで利用するといいかもしれません。

コインチェックで信用取引のやり方とは?

コインチェックでレバレッジをかけた取引をするためには、ログインしたトップページに表示されている上部のメニューバーから「取引所」→「振替」ページを開きます。

振替ページから、取引方法を選択するタブからレバレッジをクリックして変更します。
その下にある入力欄に口座からレバレッジ取引をしたい金額を入力した後「残高を移動する」という緑のボタンをクリックします。

残高の振替設定が完了したら「取引所」→「トレードビュー」をクリックして、取引画面に移ります。
トレードビューのページ上部右上にレバレッジ残高を表示するメニューがあるので、文字をクリックして金額が移動したかどうか確認してください。
レバレッジ残高ページの下にある「レバレッジ取引」をクリックして、取引したいレート・通貨の注文量・ロング/ショートを選択して、間違いがなければ「注文する」ボタンをクリックして注文を出します。

追証はあるの?ロスカットされる?

コインチェックでレバレッジ取引を行う場合、相場が大きく変動した場合には投資家の資本を守るためにいくつかの対策が取られます。
自分が設定したポジションを持った場合、一定以上の割合で反対方向に行くと強制的に損切りされます。
これをロスカットや強制決済と呼びます。
この割合は取引所によって設定が変わりますがコインチェックの場合は、証拠金維持率が50パーセントを下回った場合にロスカットが行われます。
証拠金維持率は証拠金+含み益/((保有ポジションの相当額 +約定していない注文金額) / 5)という計算で算出することができます。
とは言っても自分で計算する必要はなくポジションを出している時は、メニューで証拠金維持率が自動的に表示されます。
スムーズに取引を続けるように大体200-300%を維持するといいかもしれません。

また、急激なチャートの変動でシステムの強制ロスカットが間に合わなかった時には、追加で不足している証拠金を入金する必要があります。
ビットコインFXでロスカットされた場合、所持しているほかのアルトコインもその時のレートで強制的に売却されることがあるのでお気をつけください。

コインチェックの信用取引はスマホアプリでも可能?

使いやすく感覚的なアプリが人気のコインチェックですが、信用取引・レバレッジ取引もアプリでできるのでしょうか?
現在ではアプリでのレバレッジ取引はできないようですが、通貨の価格一覧をすぐ確認できるためのウィジェット機能があったり出先で取引できるという大きなメリットがあるのでコインチェックのアカウントを取引する人はダウンロードしておくことをお勧めします。

アプリでレバレッジ取引ができないのは不便にも感じますが、レバレッジ取引では必要な情報量が多いためパソコンでのみの対応なのは快適に取引を行うためにはいいかもしれませんね。
とはいえ、アプリはスマホだけでなくタブレットでも利用されるので将来的には対応されることを望みます。

コインチェックの信用取引の期間は?

信用取引だけではなくレバレッジをかけた取引全般に言えることですが、必ず短期で行ってください。
仮想通貨取引においては、24時間常に変動をつづけるチャートの中ではユーザーの予想通りにチャートが動くとは限りません。
ましてレバレッジかけて取引を行う場合、為替差損の額が大きくなり投資家自身の資本の損失が巨額になる可能性もあるので注文を出しっぱなしにするということは決してしないでください。
必ずこまめに情報やチャートをチェックできる状態で取引を行える環境で利用することを強くオススメいたします。
コインチェックに限らずレバレッジ取引の場合は、ポジションを設定するだけで1日1回スワップ手数料がかかるので1日にごとに注文を出すことも可能です。
数日ごとに取引したい人にはレバレッジや信用取引を行うことはおすすめしません。

また、2017年4月に改訂された資金決済法により仮想通貨売買によって得られた利益は所得税の対象となります。
課税対象になるタイミングは利益確定売りが成立した瞬間です。
さらに仮想通貨売買によって発生した損失は繰り越せないので、慎重にタイミングを読んで行いましょう。

コインチェックの信用取引の手数料は他の取引所との比較はどのくらい?

コインチェックの信用取引の場合手数料は以下の通りとなっています。

Taker手数料 0.000 %
Maker手数料 0.000 %
スワップ手数料
ロング 0.04%(24時間毎)
ショート 0.05%(24時間毎)
ロスカット 維持率50%以下

ほかのレバレッジ取引ができる取引所と比較した表がこちらです。(信用取引だけを行っている取引所はあまり多くないので、主な取引所の中でレバレッジ取引所ができる会社のデータを比較しています。)

取引所 現物取引手数料 レバレッジ手数料 最大レバレッジ
コインチェック 0% 0.04-0.05% 5倍
ビットフライヤー 0.01-0.15% 0.04% 15倍
ザイフ -0.01% 0.039% ※1 7.77倍
QUOINEX 0% 0.05% 信用取引25倍 ※2
GMOコイン 0% 0.05% 25倍
DMM.bitcoin 0% 0.035% 5倍
ビットバンク 0% なし 20倍
BTCBOX 0% 0.2% 3倍
みんなのビットコイン 0% ※3 0.05% 25倍
ビットポイント 0% 0% 25倍

※1 ザイフ取引所では、スワップ手数料だけではなく売買で利益が発生した場合に別途手数料がかかります。
※2 QUOINEXは信用取引の場合の最大レバレッジは25倍ですが、通常のレバレッジ取引の場合は最大100倍までかけられます。
※3 みんなのビットコイン現物取引無料はベース通貨であるBTC/JPY取引のみとなっています。

このようにかけられるレバレッジや手数料などで、それぞれの違いがあるので利用されるユーザー自身の好みで選択するといいかもしれません。
コインチェックはかけられるレバレッジは5倍と少ないですが、損失が出た場合を考えるとユーザーに優しいかと思います。
そのほかにもコインチェックの利点としては、利用者が多く流動性の高い活発な売買取引ができるということ、サーバーが強くてアクセスが集中した時などに強いこと、業界初のビットコイン盗難補償ができるということが挙げられます。

コインチェックの信用取引は海外の取引所とどっちがいい?

たくさんのメリットがあるコインチェックですが、先ほども説明した通り信用取引がよく取引停止になるなどのデメリットもあります。
どれだけ利点があっても取引自体ができないのでは意味がないですよね。
海外の取引所で信用取引やレバレッジ取引ができる所を利用するのもいい方法かもしれません。
さらに外国の取引所ではビットコイン以外のアルトコインも選択できるので、中~上級者は海外取引所を利用してもいいかもしれませんよ。

大手の取引所で信用取引ができるのは、ポロニエックス・コインベース・ビットフィネックスなどがありますよ。

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