ビットコインゴールドBTGが海外で高騰中!

2017年10月24日にビットコインからハードフォーク(分裂)して生まれたビットコインゴールド。
単位はBTGで、発行総量は2100万です。
ビットコインとの明確な違いはマイニング方法で、Zcashと同じEquihashという方式が採用されています。
非中央集権を進めて一部のマイナーが有利な状況を改善できるコインだと見られています。
他にもリプレイプロテクションという不正アクセス対策も実装されているため、安全な取引ができるのも特徴です。

そんなビットコインゴールドがここ最近、高騰しているようです。
この記事では値上がりの理由や価格予想、日本でビットコインゴールドは得られるのか?などをご説明したいと思います。

ビットコインゴールドが海外取引所ビットレックスで高騰中!その理由とは?

ビットコインゴールドは他の取引所で上場開始した後、48,000円の高値をつけたあと値下がりをして18,000円代まで落ち込んでいましたが…

その後11月20日に海外の大手取引所のBittrex(ビットレックス)に上場したことで、再び値上がりをして11月22日には28,000円まで上昇したのです。
ビットレックスのような世界的な大手取引所で取り扱われたことで、投機的価値が高まったのです。
もちろんビットコインキャッシュが誕生した時のように、利用者の資本を守る目的でビットコインを保有している人に同量のビットコインゴールドが取引所から付与されました。

さらに韓国最大手の取引所として知られるBithumbが24日に取り扱いを始め、一時14万円をマークするという緊急事態にまで発展しました。
同時間にビットレックスで400ドル(約40,000円)で取引されていたことを考えると、3倍近くも差が生まれたことになります。
Bithumbは他の国の取引所にも強い影響力を持つことから、今後ビットコインゴールドは値上がりを続けると多くの投資家が予想しています。

ビットコインゴールドは国内取引所で購入出来る?各社の対応

2017年10月末にビットコインゴールドのハードフォークが明らかになってから、日本の取引所もそれぞれ声明を発表しました。

同量のビットコインゴールドを付与すると表明した主な取引所


ビットコインゴールドの付与は行ないと明らかにした主な取引所

・ビットバンク
・ザイフ
・ビットトレード
・Quoinex

ほぼ、半々のようですね。
付与を行わないとしている取引所も、安全性が確保できれば取り扱いを検討するとしている所がほとんどです。

しかしコインチェックやビットフライヤーなど、ユーザーにビットコインゴールドを付与するとしている取引所も、発表から1ヶ月以上経ってもまだ実行されていないようです。
この対応の遅さに「詐欺ではないか?」「取引所がネコババしてるのでは?」と感じる利用者が多いようです。

しかし、新しい通貨の取り扱いを増やすということはシステムを作ったり、通貨のテストを行わなければいけないためとても手間のかかることなんだそう。
とはいえ、先述のように既に取引開始している海外の取引所があることも事実なので、早めの対応が期待されますね。

現在、ビットコインからの付与以外でビットコインゴールドを取得する事は可能なの?

日本の仮想通貨取引所では、まだビットコインゴールドを購入できる場所はありません。
海外では既に10以上の取引所で売買できるようになっており、主要な機関は下記の通りです。

・Bittrex
・Poloniex
・HitBTC
・Bitfinex
・Bithumb

次の項目では海外取引所でのビットコインゴールドを購入する方法をご紹介したいと思います。

海外取引所でビットコインゴールドを購入するにはどうしたらいい?

日本に居ながら海外の取引所を利用するには、あらかじめビットコインを購入しておくと良いでしょう。
日本円に対応している所が少ないし、対応していても国際送金で時間がかかります。
そのため日本の取引所か販売所で日本円をビットコインに代えておくのがおすすめです。

アカウントの作成方法は日本とほぼ変わりません。
トップページからメールアドレスを入力

メールで届いたURLから登録手続きをする

個人情報を入力する
だけでアカウント作成は完了です。
その後は日本の取引所のウォレットからビットコインを送金すれば、スピーディーにウォレットへ入金が完了します。

1日2000ドル以内の取引なら、メールアドレスなどの登録だけで利用できますし、パスポートを使って本人確認をすればより高額な取引が可能になります。
英語で対応する必要がありますが、どうしても苦手な人は韓国のBithumbが日本語対応しているため使いやすいと思います。

しかし、海外の取引所はスプレッド(手数料)が低い所も多く、通貨の取り扱いもポロニエックスが100種類、ビットレックスが200種類と段違いに多いのでメリットもたくさんありますよ。

ビットコインゴールドの今後の価格予想!いくらまで高騰するのでしょうか?

これまで解説した通りビットコインゴールドは大きく値段を伸ばしています。
しかし、長期的な視点で見た時にこのまま値上がりが続くのかは疑問を持ちます。
というのもビットコインゴールドは、それほど技術的に優れているわけでもなくビットコインを超えるほど独自の特徴があるとは言えないからです。

その上、ビットコインゴールドが取引される度に開発チームに0.5%の手数料が送られていることも明らかになりました。
この点に「通貨の発展ではなく、一時的な金儲けのための通貨だ」と不信感を持つ人も多く存在しています。

しかし運営陣に資金が入れば技術的なアップデートも期待できます。
もし今後ビットコインゴールドにしかない機能が実装されれば、通貨そのものの価値を上げることができるでしょう。

やっぱりマイニング?ビットコインからのマイナーの大移動は起こり得る?

11月下旬にビットコインのマイニング難易度が上がるため、ビットコインキャッシュやビットコインゴールドにマイナーが集中するといったことが話題になりました。

実際には噂されていたような混乱はなかったようなのですが、ビットコインを取り巻く環境は良好だとは言えません。
開発チームとマイナー企業の対立などにより、まとまりがなくなってしまっています。

ビットコインゴールドも、ビットコインの送金遅延を解消するために開発されたという背景はあるものの、プログラムの脆弱性などの指摘が相次ぎ、アップデートしたこともあります。
ビットコイン及び仮想通貨の発展のためには、どこかで一度リセットする必要があると思うのですが中々実現は難しそうです。

今後も続くハードフォーク。ビットコイン以外の分裂コインも購入していくべき?

先日Segwit2xのハードフォークが賛同を得られないということから中止になりました。
しかし11月25日にハードフォークにより「ビットコインダイアモンド」が誕生しました。
ブロックのサイズを大きくすることで、取引できる量を増やす目的があるそうです。

現時点では日本の取引所は取り扱いを保留にしていますが、中国の取引所ではすでに売買が開始しています。

ビットコインの分裂は中国主導で徐々に早まっているため、分裂で生まれたコインを追うよりはビットコインを保有しておいた方がいいかもしれません。
日本の取引所はこれらのコインに慎重な姿勢を見せているため、分裂コインの短期トレードで利益を得たい人は中国か韓国の取引所に登録してビットコインを送金し、取引所から付与されるコインで取引をするのがおすすめです。

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