最近市場価格が高騰し続けており、投機的にも注目されているのがビットコインです。
ビットコインは特に今年に入ってから価格が上昇し、特にここ半年の間での上昇率が著しいです。
ではなぜ最近になってそれほどまでにビットコインの価格が上昇したのか?
そして今後もビットコインの価格は上昇し続けていくのか?
等に気になる点についてまとめていきたいと思います。
初心者にも分かりやすい私がおすすめするビットコインの取引所は以下からどうぞ
■ビットコインの適正価格は100万円?下落の足音
ビットコインのチャートを見てみると今年の5月辺りから徐々に価格が上りだし、更に8月辺りで急上昇してここ2か月間の間では特にその価格の高騰ぶりが目立っています。
具体的な相場としては今年の初め辺りで10万円で、そこから5月で約15万円に上がり、9月辺りに50万円を突破して最近ではもう90万円にまで迫ってきました。
このままの勢いで行けば100万円を越える可能性は十分に考えられそうです。
そんな価格上昇中の中、最近気がかりになってくるのがビットコイン内部の派閥問題です。
実はこのビットコインですが現在主に開発グループ(価値の保存に重きをおく派)とマイナーグループ(利便性に重きをおく派)との2つの派閥に分かれている事が問題視されています。
開発グループの派閥はあくまでビットコインを残す意向ですが、一方でマイナーグループの方はビットコインキャッシュというビットコインを派生させたものをプッシュしています。
それで何が問題なのかと言いますと、ビットコインとビットコインキャッシュは作られた目的や性能などに大きな違いがあり、この事がそれぞれの市場価格にも影響を及ぼしてくるという事です。
例えば値段で言うと今はビットコインの方が価格が高いのですが、利便性等を含めポテンシャルとしてはキャッシュの方が高く需要も多いことからこちらの方も価格が高騰しており、近い将来はこのビットコインキャッシュがビットコインに取って変わるモノになりえると言われています。
予測されている通りにビットコインキャッシュが台頭してくれば、ユーザー・投資家・マイナーたちはそちらの方へ流れる事から、ビットコインの価格は下落していく可能性が考えられます。
■ここまで値段が上がると今更買えないビットコイン。まだ値上げする可能性はあるの?
ビットコインは今年に入ってから急激にその価格が上昇し続けており、現在では1BTCにつき100万円相当まで届きそうな勢いです。
ただこのようにすでにここまで値段が上がってしまっていると、今更ビットコインを買っても大丈夫なのだろうかと躊躇してしまう部分もあるかと思います。
そこで押さえておきたいのがビットコインの発行総数についてです。
ビットコインの発行総数は無限ではなく、2100万枚と決まっており金のように有限なのです。
発行総数が有限でありながら、ビットコインの利便性により年々これを欲しがる人達はこれからも増える可能性も高いので、これによって今後も値上げする可能性が大いに出てくるでしょう。
■何故ビットコインは値段があがる?投機的な理由が大きい?
ビットコインがこれほどまでに値上がりした理由の一つとして言えるのが、ビットコインが安全通貨として世界中の多くの人々に換金されているという事です。
例えば自国の通貨がアメリカのドルのような信頼性(価値)の高いものではない場合は、従来であれば自国の通貨をドルなどに換金して保有するという人達が沢山いました。
ただ自国の通貨をドルに換金する場合は、為替の影響を受けたり手数料がかかる上に、換金までに時間がかかったりします。
その点ビットコインに換金する場合は、為替や手数料の影響が少ない上に送金スピードが早く、利用価値が高い事等により今後も安定してその価値が上昇するであろうという事が見込まれている事から、今も世界中でビットコインに換金する人が増え続けています。
そして需要が上がり続けた結果値段も上がっていきました。
このようにビットコインの値段が上がったのは、投機的な理由も大きいと考えられます。
■マイナーとビットコインの価格上昇の関係性
ビットコインの価格上昇に関わる要因として大きいのがマイナーの存在です。
マイナーというのはビットコインのマイニング(取引の承認作業)を行う人の事です。
このマイニングと呼ばれる取引の承認作業が行われる事によって、取引履歴の偽造や改ざんを防ぐことに繋がります。
ちなみに一番早く承認作業が出来たマイナーには報酬として手数料とビットコインが与えられ、これがマイナーにとってのインセンティブ(承認作業を行う動機)になり、この仕組みがビットコインの成り立ちを支えている事になります。
つまりマイナーが減ってしまえばマイニングが行われなくなる分ビットコインの安全性や利便性が損なわれてしまい、こうなってしまえば信用性も疑われるので、ビットコインの市場価格も下がる可能性が考えられます。
逆にマイナーが増えばマイニングのハッシュレート(採掘速度)が上り、市場価格も上昇していくと考えられます。
なのでビットコイン価格はマイナー(マイニングのハッシュレート)と大いに関係していると言えます。
■今後、市場にビットコインが使われるようになったら更に値段があがる事もありえる?
現在では決済としてビットコインを取り扱っているような所は少なくほとんど普及していませんが、今後広く導入され日常生活においても身近に使えるようになるとすれば、更に値段は上がっていくでしょう。
また機能性で考えればビットコインは仮想通過における基軸通貨になる可能性が高いとされているので、そうなってくると今までの値上がりはほんの序章に過ぎないと言えます。
ただし最初の方にも書いた通り派閥問題によってビットコインが分岐し、
その分岐したものが元のビットコインよりも優れていたりするので、投資目的でビットコインを換金する際は分岐したもの(ビットコインキャッシュ)についても検討していきたいところです。